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『トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャング』レビュー:”造られた”希有のアナキストの厭物語

絞首刑がなんだ!警官を殺せ!殺せ!殺せ!

© PUNK SPIRIT HOLDINGS PTY LTD, CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION, ASIA FILM INVESTMENT GROUP LTD AND SCREEN AUSTRALIA 2019

 ネッド・ケリーは、実在した19世紀のオーストラリア最強の”追い剥ぎ”だ。アイルランド流刑民の家系で、貧困生活の反動から反権力主義を貫き、オーストラリアの植民地警察とトコトン争った果てに逮捕。25歳で絞首刑に処せられた。彼は家畜泥棒、地主への反抗、銀行強盗に警察官への暴力とあらゆる犯罪に手を染めた。そのアナーキーな生き様は現代まで語り草となっている。彼が警官隊との銃撃戦で身につけていた鉄板の鎧は、博物館に展示されているほどだ。彼の物語は幾度も映画化され、ミック・ジャガーやヒース・レジャーがネッドを演じている。ネッドは義賊。所謂、悪のヒーローとして有名なのだ。
 ところが、『トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャング』はネッドを安易なヒーローとして描かず、ネッドが娘宛に書いた独白の手紙を映像化する形で主観的に「なぜ、アナーキーな生き方をするにいたったのか?」を描いている

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氏家 譲寿(ナマニク)

文筆家。映画評論家。日本未公開映画墓掘人。ホラー映画評論ZINE「Filthy」発行人。ホ...

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