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『Mr.ノーバディ』レビュー:このオヤジ、なんでも殺れる!これが真の”ミドルエイジクライシス”だ!

殺人マシン映画の真髄はギャップ萌えだ!

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 「ナメてた相手が実は殺人マシンでした映画」(この謳い文句言い出しっぺは、ギンディ小林さんです)は、昔からよくありました。僕なんかは古い人間なので『エクスターミネーター』(1980)が大好きです。腑抜けたベトナム帰還兵の友人が廃人になるまでチンピラにボコられたことをきっかけに殺人マシーンに変貌。害虫駆除業者のごとくニューヨークの悪者を次々と血祭りに上げていくんですね。中でも巨大ミンチマシンを使った私刑は最高でして、今見ても胸がドキドキとしちゃいます。
 でね、この『エクスターミネーター』の主人公を演じているのがロバート・ギンディでして、最高に冴えない顔をしてるんですよ。でも、これがいいんだ。その辺にいるオッサンって感じがね。ほら『ジョン・ウィック』なんかキアヌでしょ?見た感じただ者ではないじゃないですか。「あ、これは手を出したら殺られる」て思うでしょ?オフでひとり飯食ってる写真でもそこそこいいオーラ出してるじゃないですか。
 その点『Mr.ノーバディ』は最高なんですよ。主人公ハッチを演じるボブ・オデンカークが最高にパッとしない。元々コメディアンですから、雰囲気作りがうまいんでしょうね、”笑える情けなさ”といいますか。だから本作冒頭のパッとしない感じはなんとも哀愁が漂っているんですねぇ。一週間、判で押したようなゴミ出し当番、路線バス通勤のルーチンワーク、義父の会社に勤めるもイビられまくりだ。さらに強盗が家に押し入ってきてもロクな反撃もできず、家族に失望されて、まさに中年の危機を迎えるハッチさん。
 ところが、路線バスでチンピラに絡まれうっかりブチ切れ。自らもボコボコになりながらもチンピラを病院送りにしてしまう。だがこれをキッカケに、彼はとんでもない事態へと巻き込まれていく

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氏家 譲寿(ナマニク)

文筆家。映画評論家。日本未公開映画墓掘人。ホラー映画評論ZINE「Filthy」発行人。ホ...

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株式会社doroguba(ドログバ)

2021/05/14 22:32

おもしろかったです

5

「名探偵コナン 緋色の弾丸」

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