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『5月の花嫁学校』あらすじ&キャスト♡フィニッシングスクールで今学ぶべきは?良妻賢母は時代遅れ?

『5月の花嫁学校』とは?

(C)2020 - LES FILMS DU KIOSQUE - FRANCE 3 CINEMA - ORANGE STUDIO - UMEDIA

マルタン・プロヴォ監督の『5月の花嫁学校(原題:La Bonne épouse)』(英:How to Be a Good Wife)
は、フランス全国600館で公開され、公開初日3月11日(現地時間)だけで、8万人の入場者を記録した人気作品です。そして、今年度のセザール賞では、助演女優賞(ヨランド・モロー、ノエミ・ルボウスキー)、助演男優賞(エドゥアール・ベール)、衣装、美術と合わせて5つがノミネートされた作品です。

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ただ、残念なことに世界で蔓延しているコロナの感染防止対策として100人以上の集会禁止が発令されてしまい映画館は入場者数を制限をせざるを得ず、外出をそれぞれが自粛するなどという理由などから入場ペースがダウンしてしまったそうで・・・。

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それでも公開された水曜日から土曜日までの4日間で17万人を動員し話題の作品となりました。しかしその後、映画館は休館に追い込まれてしまいそのまま休止状態になってしまっているそうです。そんなフランスでも人気の作品日本でも2021年5月28日から劇場で公開予定となっています。

監督は女性を描くことに定評のあるマルタン・プロヴォ氏

TOKYO, JAPAN - OCTOBER 25: Director Martin Provost attends the opening ceremony of the 30th Tokyo International Film Festival at Ex Theater Roppongi on October 25, 2017 in Tokyo, Japan. (Photo by Jun Sato/WireImage)

多くの方が、フランス映画はあまりご覧にならないかもしれませんが、『セラフィーヌの庭』『ルージュの手紙』など女性を描くことに定評のあるマルタン・プロヴォ監督が、本作を手掛けました。マルタン監督と言えば、2017年に開催された「第30回東京国際映画祭2017」の審査員として来日しております。

MONS, BELGIUM - MARCH 07: Director Martin Provost during the press interview for the film "La bonne epouse" as he attends the Mons Film Festival - Day Two on March 07, 2020 in Mons, Belgium. (Photo by Sylvain Lefevre/Getty Images)

フランス・ブレスト出身のマルタン監督は、18歳の時にパリに上京し、俳優としてキャリアをスタートさせ、劇団「コメディ・フランセーズ」に6年在籍しました。その後、映画監督に転身して、1997年に初の長編映画『Tortilla y cinéma』を発表。そして2008年に、フランスに実在した素朴派の女性画家セラフィーヌ・ルイの生涯を描いた『セラフィーヌの庭』で高い評価を受け、主演を務めたヨランド・モローが女優賞を受賞した他、作品賞や脚本賞などセザール賞7部門を受賞しています。女性の見えない内面の心情を丁寧に描くことに定評があるんですよ。

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原題である「La bonne epouse」とは、日本語に訳すと「良い妻」という意味になるのですが・・・。この作品のストーリーの設定は1967年。当時はまだ女性が前に出たり、自分の意見を述べたりなどが出来ず・・・。自身の銀行口座すら作れなかった時代のとある田舎町のストーリー。まさに大昔の日本のように女は一歩下がって歩け的で良妻賢母が必須という今でこそ女性蔑視になるような言葉がぴったりな状況の時代でした。

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良妻賢母の育成を目標とする花嫁学校は昔から世界中に存在していました。しかし、フランスでは1968年にフランスで起きた五月革命をきっかけにして花嫁学校は次々と閉鎖してしまい、その多くは1970年にまでには完全に消滅してしまいました。

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『5月の花嫁学校』は、それまで沢山存在していた花嫁学校をモチーフにした作品で、フランス北東部のアルザス地方にある花嫁学校を舞台にして、1960年代後半にパリ大学から始まった学生運動が、労働問題からゼネラル・ストライキや女性解放運動にまで発展し、当時の女性たちの意識に変化をもたらせた現象がコミカルに描かれています。

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実はこの学校で生徒たちが教わっているのは、現代では考えられないような大昔の女性蔑視的なストーリーなのです。この時代の若い女性たちは妻や母になること以外の人生の選択がなく、こういった花嫁学校に通うことによって、少しでもいい人と巡り会って結婚することが当時の彼女たちのステイタスだったのかもしれませんね。

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~「良き妻の鉄則」7か条~

「夫につねに付き添う」
「家事を完璧にこなし不平不満を言わない」
「家族全員の健康管理に責任を持つ」
「常に倹約を意識して無駄遣いせず家計をしっかりと管理する」
「お酒は飲まない」
「お洒落に気を遣い愛嬌を振りまくこと」
「夜のお勤めも大事な仕事」など。

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という鉄則が本作の最初の方に登場するのですが、これは、1950年代に出版された本のなかで「女性はこうあるべき」といった考えを項目別に説明されているものを監督が読んで、そこから良き妻の鉄則としてそのまま7つもらうことにしたそうです。今、読むと確かに家庭の中でお母さんとして家族の健康管理に責任を持つというのは分かりますが、それ以外は・・・現代女性には反感を買ってしまうかも?(;´・ω・)しれませんね。

しかし、女性の心情を丁寧に描くマルタン・プロボ監督が、本作で女性のジェンダーの問題や女性の人権などがどんな風に描かれているのかもマルタン監督ファンなら楽しみかもしれませんね。

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アリア

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