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『E-MOTION PICTURE NOW!』映画クロスレビュー
『映画VOTE』
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子どもと一緒でも映画が観たい!だけど、悪影響はないかしら。そんなお悩み解決します! RやPGなど、指標はいくつかありますが、いったいどこの辺りがその対象なのでしょう。ラブシーンや暴力シーンの強度を、映画の見所と合わせてご紹介します!
子どもと一緒に映画を観る際、軽いキスシーンならOKでも、濃厚なベッドシーンは子どもがいくつになろうとも気まずいもの。例えベッドシーンはなくとも、きわどいジョークが出てきたら、説明に困ります。一括りにアクションと言っても、血しぶきが飛んだり、首が刎ねられたりするシーンは子どもと一緒には見たくないもの。暴言だって困ります。RやPG、Gなど、子どもと一緒に映画を楽しむ際の指標はいくつかありますが、いったいどんな内容なのでしょう。ここでは、映画の内容の難解度は別にして、性的なシーン(言葉を含む)と、暴力シーンについて解説します。
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今回ご紹介しますのは、いよいよ日本でも公開の『メリー・ポピンズ リターンズ』。見事アカデミー賞にも4部門でノミネートされました。
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前作から20年後、大恐慌時代のロンドン。かつてメリー・ポピンズに世話してもらったバンクス家のマイケルは、一年前に妻を亡くし途方に暮れています。双子のジョンとアナベルは、そんな父の背中を見て、幼いながらも一人前に家族を支えようと懸命。そんな状況でも、弟のジョージーは想像力が豊で遊び心たっぷりです。なんとか厳しい状況をやりくりして生活しているバンクス家に、大きなピンチが訪れます!妻を亡くし生活に困窮したマイケルは、生まれ育った家を担保に銀行から融資を受けていましたが、その支払いが滞っていたのを理由に、差し押さえ通告を受けてしまうのです。どこかに、父が残した銀行の株式証券があるはず、あれさえあれば…とあちこち探しますが、どこにも見当たらず。幼い子供たちもそんな状況を察して、気丈にもお金を工面しようと必死です。そこへ現れたのがあのメリー・ポピンズ!メリーの出現で、崩壊寸前のバンクス家は立ち直る事が出来るのでしょうか。
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冒頭、リン=マニュエル・ミランダ演じる街灯点灯夫ジャックが、ロンドンへの愛を豊かに歌い上げるシーンから、この後一体どんなワクワクが始まるだろうと、大きな期待に胸が高鳴ります。そして、映画は見事にその期待に応えてくれます!ついに登場したメリーは、メリーそのもの!エミリー・ブラントが演じるメリーは、凛としていて厳しく、謎に満ちた表情を湛え、ジュリー・アンドリュース版のメリー・ポピンズに親しんだ人も、十分納得させてくれます。作中登場する、歌と踊りと冒険に満ちたシーンは、前作と比べると技術の発展に目を見張るものの、アニメと実写の融合パートはオリジナルのイメージそのまま。また、ジュリー・アンドリュース版に出演したディック・ヴァン・ダイクが、(ストーリーの上でも)嬉しい登場をするところも、オリジナルのファンにとってはたまらないポイント。全編に渡り、新たに製作された楽曲がふんだんに使用されていますが、前作に登場した楽曲「2ペンスを鳩に」や「凧をあげよう」が背景に流れたり、義足の紳士のジョークにちらりと触れられるのも、うれしい限り!
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監督のロブ・マーシャルは、これまで『シカゴ』(02)や『NINE』(09)などミュージカル作品を手掛け、アカデミー賞を9度受賞経験のある実力派。舞台でもトニー賞に6度ノミネートされ、ジョージー・アボット賞を受賞。そんなマーシャル監督が手掛けた本作は、大人も子供も心を奪われる歌と踊りのシーンが圧倒的。またキャストもこの上なく豪華です。マイケルを演じるのは、『007』シリーズのQや、『パディントン』の声でも知られるベン・ウィショー。バンクス家に融資した銀行の頭取には『英国王のスピーチ』(10)のコリン・ファース。バンクス家のお手伝いエレンには、『マンマ・ミーア!』シリーズや『パディントン』シリーズのジュリー・ウォルターズ。メリーの摩訶不思議な従姉のトプシーには、大御所メリル・ストリープ。さらに、ドラマ『ジェシカおばさんの事件簿』やアニメ『美女と野獣』(91)にポット夫人の声で出演したアンジェラ・ランズベリーが出演。これだけでも見ごたえ十分です。
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お子さんと一緒に観る際、吹き替え版を選ぶという方も少なくないのでは、と思います。そこで吹き替え版のキャストをご紹介。メリー・ポピンズには、ホルストの組曲「惑星」の「木星」に日本語詞を付けた「Jupiter」で歌手デビューした平原綾香。マイケル・バンクスには、俳優に谷原章介、ストーリーのけん引役ともいえる点灯夫のジャックには岸裕二、マイケルの姉のジェーン・バンクスには、堀内敬子というキャスティング。平原綾香は、ミュージカル「メリー・ポピンズ」(東京、大阪)でもメリー・ポピンズを演じていたとのことで、ミュージカルシーンもさすがの歌唱力。メリーのイメージにもピッタリです。また谷原章介も、マイケルのどこか頼りないキャラクターにぴったり。自己主張しすぎない声色は安心できます。
映倫によるレイティングは、もちろん年齢制限の一切ないG。安心して観る事が出来ます!
性行為等、注意の必要な描写は一切なし。
注意の必要な暴力的描写は一切なし。
俳優、映画、テレビ番組、テレビ・スターおよびビデオゲームに関する情報のオンラインデータベース、IMDbに掲載のペアレントガイドでは、以下の評価になっています。【Sex&Nudity(セックス/ヌードシーン)】 None(なし)【Violence & Gore(バイオレンス/流血シーン)】 None(なし)【Profanity(冒涜的シーン)】 None(なし) 【Alcohol, Drugs & Smoking(アルコール/薬物/喫煙)】 None(なし) 【Frightening & Intense Scenes(恐怖シーン/激しいシーン)】 Mild(マイルド) Frightening & Intense Scenes(恐怖シーン/激しいシーン)の評価が Mild(マイルド)なのは、アニメーション融合で描かれるシーンに、スリリングな冒険が含まれているから。しかし恐怖心を煽るような描写はありません。
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子供も大人も心躍るメリー・ポピンズ。前作を愛するファンも、知らない人でも、大満足の一作です。ぜひお子さんとご一緒に! どうぞ、お子さんとの映画鑑賞のご参考に。(感じ方は人によって異なりますので、最終判断はご自身でお願いいたします)
原題 :MARY POPPINS RETURNS
2019年2月1日より全国にて公開
2018年/アメリカ/131分
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フジコ
映画、海外ドラマが大好物。ライターをさせて頂いております。 好きなドラマは英国モ...
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やまだ
2019/01/09 17:05
映画を見てからハマってしまい、アマゾンミュージックでQUEENずっと聴いてます!
ジャスミン
2019/01/05 00:54
こっちでも投稿できんかったけど、それはサイト名ではなかった感じやなぁ
2019/01/05 00:47
サイト名がNGワードか
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2019/2/18 更新
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