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本日お誕生日コンスタンチン・ラヴロネンコ
写真提供:アマナイメージズ
「バットマン」シリーズの記念すべき第1弾となる本作。『ビートルジュース』(1988)で大ヒットを飛ばしたティム・バートン監督が監督に抜擢され、主演のマイケル・キートンは初代バットマンとしての人気を不動のものとした。
犯罪がはびこるゴッサム・シティでは、闇夜にまぎれ世直しをする謎の怪人がいた。漆黒のスーツに身を包んだその男の名はバットマン(マイケル・キートン)。女性カメラマンのヴィッキー(キム・ベイシンガー)はそんなコウモリ男の正体を暴こうとする。そんな中、宿敵ジョーカー(ジャック・ニコルソン)の出現でゴッサムの街は混乱状態に陥る……!
人気アメリカン・コミックスの本格的な映像化を果たした本作では、ティム・バートン監督がもつ芸術性が遺憾なく発揮されている。主人公バットマンのビジュアルやバットマンの戦闘車であるバットモービルなど、随所に工夫が凝らされた美術造形で見事第62回アカデミー賞美術賞を受賞。また、コミカルでありながらも残虐性を極めたジャック・ニコルソンの怪演ぶりは歴代ジョーカー役の中でも強烈な印象を残している。
前作に続いてティム・バートン監督が続投し製作されたシリーズの続編。第1作に増してティム・バートンの世界観が全面に押し出された本作ではCG技術が駆使され、当時先進的なSFXアクション大作となった。
犯罪都市ゴッサム・シティでは悪の勢いが絶えることはなかった。サーカス団を率いるペンギン(ダニー・デヴィート)、密かな野望を抱く冷酷な実業家シュレック(クリストファー・ウォーケン)、そして闇夜に紛れるキャットウーマン(ミシェル・ファイファー)。クリスマスを舞台にバットマンの孤軍奮闘が始まるのだった……!
バットマン役にはこちらも監督同様前作に引き続きマイケル・キートンが続投。名優が扮する悪役の登場に加え、ビジュアルを新たにし、怪しい輝きを放ちだすゴッサム・シティ。善と悪の境が曖昧となる物語は、後のバットマン作品でも描かれることとなるダークなトーンにあふれている。
『バットマン & ロビン Mr.フリーズの逆襲』の不評によりシリーズ第5弾の企画が中止されたものの、新たにクリストファー・ノーラン監督が起用され「ダークナイト・トリロジー」としてリブートが決まった。バットマンを演じるのは、『マシニスト』(2004)での役作りのための劇的な減量が話題を集めたクリスチャン・ベイル。
まだ幼いブルース・ウェインは両親を強盗によって殺害されてしまう。孤児となったブルースは執事のアルフレッド(マイケル・ケイン)に育てられ、長い放浪生活の末、犯罪と不正にまみれたゴッサム・シティに戻ってくる。ブルースは正義を誓い、漆黒のスーツに身を包んみダークヒーロー、バットマン(クリスチャン・ベール)となるのだった。
新たなシリーズ作品の第1弾となった本作は、これまでのシリーズのヒーロー映画らしいトーンをがらりと変え、人間の闇の部分をえぐり出すような、よりリアルな表現が追求されている。ヒットメーカー、クリストファー・ノーラン監督の演出手腕は批評家からの好評価を受け、「新生バットマン」シリーズは新たなファン層を獲得した。
「バットマン」シリーズのリブート作品である「ダークナイト・トリロジー」の第2弾。監督はクリストファー・ノーランが続投し、バットマン役もクリスチャン・ベイルが務めた。
これまでも様々な悪の力がのさばっていたゴッサム・シティに現れたのは、不敵な笑みを浮かべながら殺人をもろともせずに次々犯行に移していくジョーカー(ヒース・レジャー)であった。この凶悪犯を前に、バットマン(クリスチャン・ベール)は新任検事ハービー・デント(アーロン・エッカート)と協力して犯罪を根絶しようとするのだが……。
今作で最も目を引くのは、バットマンよりもやはりジョーカーの存在感だろう。ヒース・レジャーは歴代ジョーカーのファンタジックなキャラクター性を排し、リアルな演技を徹底。善悪を超越したカリスマ的な魅力を放つジョーカー像を実現し、第81回アカデミー賞では堂々の助演男優賞を受賞している。
クリストファー・ノーラン監督とクリスチャン・ベイルによる「ダークナイト トリロジー」完結編。シリーズ史上最高の製作費をかけ実現した迫真の映像表現で、3部作の壮大なフィナーレを飾った。
バットマン(クリスチャン・ベール)がゴッサム・シティを去って8年が経った。しかし平和な日々はまたしても失われようとしていた。覆面のテロリスト、ベイン(トム・ハーディ)が再び街を恐怖に陥れると、バットマンに再起の時がやってくるのだった。
本シリーズにおける第2弾『ダークナイト』からノーラン監督の弟ジョナサン・ノーランが脚本に参加し、本作では巧みなプロット術によって物語にはこれまでにない厚みが加わった。完結編に相応しい作品世界のフィナーレはすべてのファンに大きな興奮と感動を与えた。
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2021/4/19 更新
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