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『ドント・ブリーズ』続編の前に前作をおさらい!ネタバレ&考察

【ネタバレ】地下室で見たものは……。

作品がその全貌を見せるのは、映画の中盤、老人の家から逃げられなくなった主人公たちが地下室にたどり着いた時。

地下室の一角に、周囲の壁がクッションで防音措置(そのDIY感もめちゃくちゃ怖い)を取られた部屋があり、そこに女性が繋がれていました。

そう、老人は自身の娘を自動車事故で死に至らしめた令嬢を、監禁していたのです!!
しかも、その女性は妊娠している……。

ブラインドマンは、自分の娘を死なせた女性に自分の子どもを産ませようとしていたのです!!!
何たる気持ち悪さ。何たる執念深さ。
正気ではありません。

序盤で主人公の恋人が「目が見えないからって善人とは限らない」と言っていたように、「見た目で人は判断できない」ということを最悪な状況で再現して見せているのです。

てんとう虫とデトロイトの街

本作の舞台となるのは「デトロイト」です。かつては自動車産業で栄えた町ですが、今では、作中で主人公たちも話していたように、多くの人が郊外に出て行き市街地の治安は悪化しています。
作中登場する住宅街も空き家の廃屋が多く、まるでゴーストタウン。陸の孤島、僻地のスラムとでもいった雰囲気。
ある意味でこのデトロイトという街の持つ重苦しさが、作品に深みをもたらしているとも言えます。

主人公たちはそんな街で暮らす貧困層の若者で、逃げ出したいのに逃げ出せない、どこかに行きたいのにどこにも行けない、八方ふさがりの状態にあります。それは、ブラインドマンの家に囚われた彼らの姿と重なります。

また、映画で重要なチーフとなるのが、主人公ロッキーが左腕にタトゥーも入れていた「てんとう虫」です。
生き物としても映画序盤と終盤に登場し、ロッキーがブラインドマンの魔の手から逃げ出すきっかけを知らせてくれる重要な存在です。

てんとう虫はヨーロッパやアメリカでも「神の使い」などと言われているように、幸運をもたらす存在だと考えられています。
また、作中ではロッキーが幼少期、母親から車のトランクに閉じ込められた際に「てんとう虫が入ってきて落ち着いたの」と話していたことからも、彼女にとってのラッキーアイテムであったのでしょう。

つまり、成長した彼女にとって「トランク」はデトロイトの街そのものであり、映画の中ではブラインドマンの家でもあります。
そのどちらもから、主人公は「てんとう虫」の助けによって抜け出すことに成功するのです。

この映画は貧困層の若者が、異常者の家=荒廃した街=自分をないがしろにする家族から、「てんとう虫」=幸運の象徴(お金)を得て逃げ出す、といった側面のある作品なのかもしれません。

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ナオミント

ただの映画好き三十路主婦。2児の母。好きなジャンルはホラーコメディ、ダークファン...

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