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命がけのスタントとフェミニズムの歴史を描いた『スタントウーマン ハリウッドの知られざるヒーローたち』

本作で製作総指揮を務めているのは、『ワイルド・スピード』シリーズ、『バイオハザード』シリーズなどでタフな女性を演じてきたミシェル・ロドリゲス。男勝りな役柄を得意とする彼女でさえも、スタントウーマンの存在なしには映画は成立しないと言い切る。
映画の現場で出会ったスタントウーマンたちの奮闘ぶりと映画への貢献に感銘を受け、初の製作総指揮とナビゲーターを務めている。

(C) STUNTWOMEN THE DOCUMENTARY LLC 2020

本作の中でも、『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』(1989)でのスタント事故のことが触れられている。事故が起きたのは、未来に行ったマイケル・J・フォックスが、ホバーボードで悪ガキたちに追いかけられ、時計台に誘導して難を逃れるシーン。
スタントを担当したシェリル・ウィーラーが円柱にぶつかるシーンは映画本編にも映っているが、スタントの撮影が常に命がけであることが切実に伝わってくる。
『バイオハザード:ザ・ファイナル』(2016)ではスタントウーマンのオリヴィア・ジャクソンが撮影中に大事故に遭い、左腕を切断することになったり、『デッドプール2』(2018)の撮影現場で女性スタントドライバーのジョイ・“SJ”・ハリスがバイク事故死するなど、危険なスタントによる事故は後を絶たない。
だが、彼女たちの地道な鍛錬や見えない努力によって、映画はさらにスケールアップし、CGに頼らない生身の人間のしなやかな動きが映画をよりエキサイティングにしてくれているのも紛れもない事実だ。

(C) STUNTWOMEN THE DOCUMENTARY LLC 2020

この作品を観て、ハリウッドが今も世界の映画製作をリードしている理由の一端は、命がけでスタントに携わっている人々の層の厚さによるものが大きいことをあらためて実感した。

公開日 2021年1月8日
監督:エイプリル・ライト
製作総指揮:ミシェル・ロドリゲス
配給:イオンエンターテイメント
制作国 アメリカ(2020)
上映時間:84分

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本間 美由紀

映画と海外ドラマが好き

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