【Netflix】アーミー・ハマー×リリー・ジェームズ主演『レベッカ』を観る前に！押えておきたいことまとめ

妻を亡くしたハンサムな男マキシム・ド・ウィンター(アーミー・ハマー)とモンテカルロで運命的な出会いを果たし、恋に落ちてまもなく結婚を決めてミセス・ド・ウィンターとなった若き女性（リリー・ジェームズ）。
二人は荒涼とした海岸沿いにある夫の豪華な大邸宅マンダレーに新妻として移り住むことに。新婚夫婦による幻想的な時間は永遠に続くかと思いきや、亡くなったはずの優雅で洗練されたマキシムの前妻レベッカの影に苦しめられていく…。

本作は、イギリス人作家ダフネ・デュ・モーリアが1938 年に発表し代表作となった小説を基にしたロマンスサスペンス。この小説を基にした映画は、ほかにもある。ご存知の方も多いかもしれないが、かの有名なアルフレッド・ヒッチコック監督が1940年に発表した映画『レベッカ』だ。

ヒッチコック版『レベッカ』は、「死ぬまでに観たい映画1001本」にも選ばれている名作。ヒッチコックは『サイコ』や『めまい』など後世にまで語り継がれる傑作を残しているが、意外なことにアカデミー賞を“受賞”したのは『レベッカ』だけなのだ。イギリスからアメリカへやってきて最初に手掛けた映画でオスカーを獲得したヒッチコックは、こうしてアメリカ映画界での功績を刻みだした。

ヒッチコック版レベッカで主演を飾ったのはショーン・フォンテインとローレンス・オリヴィエ。日本生まれアメリカ育ちのショーンは、ヒッチコックの『断崖』にも出演している。20世紀を代表する名優として評され、『嵐が丘』や『ハムレット』などを代表作に持つローレンスは、貴族らしい振る舞いで存在感を放つ。