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大林宣彦監督が日本映画界で成し遂げた革命とは。|映画のウィスプ

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大林宣彦監督が日本映画界で成し遂げた革命とは。

解説

CMディレクターとして大成功した大林宣彦氏は、1977年に初の商業作品「HOUSE」で映画監督デビューを果たします。それまでのメジャー映画界の慣習として、映画監督の元で助監督として長年働き、先輩達の順番を経てやっと映画監督となるのが現状でしたが、大林はその映画村システムを壊した先駆者なのです。当時は映画会社に勤める助監督達からは相当非難されたそうですが、大林氏は意に介さず唯一無二な映画作品を作り続けました。近年、映画界出身ではない他業種の方々が撮ったメジャー映画作品が増えていますが、その道を作ったのが大林宣彦という人なのです。

僕が幼い頃に観た大林監督の尾道三部作に衝撃を受けたことが、映画を紹介するという今の仕事に繋がっているかもしれません。以前、TV番組で僕の偏愛映画として「HOUSE」を紹介したら、その番組を偶然大林監督が見てくれていたらしく事務所に直筆の手紙が届きました。

その手紙は僕の大事な宝物です。

映画『海辺の映画館―キネマの玉手箱』

閉館が決定した広島県尾道市の映画館「瀬戸内キネマ」を訪れた青年3人が、最終日のオールナイト興行「日本の戦争映画大特集」を観ていると、スクリーンの中にタイムリープしてしまいます。原爆が投下される前夜の広島に行き着いた彼らは、移動劇団「桜隊」の人々を救おうとするのですが…。

僕が子供の頃、映画は自由なんだと教えてくれたのが、先日お亡くなりになった大林宣彦監督でした。「海辺の映画館」は、反戦映画でありミュージカルであり時代劇でもありますが、一言で言えば大林映画。大林宣彦監督は映画界に純然たるジャンルを作った偉大な映像クリエーターなのです。

©2020「海辺の映画館—キネマの玉手箱」製作委員会/PSC

7月31日(金) TOHO シネマズシャンテほか全国公開

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コトブキツカサ

73年静岡県生。映画パーソナリティとしてTV,ラジオ、雑誌などで活躍中。年間映画鑑賞数は約500本。その豊富な知識を活かし日本工学院専門学校 放送・映画科非常勤講師を務める。

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