
Happy Birthday!
本日お誕生日スー・チー
(C)2019, Trice Films & Apollo Media
北マケドニア共和国の首都・スコピエから20kmも離れた、水も電気も通っていない谷で暮らす女性・ハティツェ。
彼女はヨーロッパ最後の「自然養蜂家」として、過酷な環境の中で蜂蜜を取り続けています。
ドキュメンタリー映画『ハニーランド 永遠の谷』は、ハティツェの自然養蜂家としての生活をとらえ、アカデミー賞ドキュメンタリー部門と国際映画賞のWノミネートを果たしました。これはドキュメンタリー映画としては異例の快挙と言われています。
現代とは思えないほど過酷な環境で生活を続ける、ハティツェとはどのような人物なのか?
3年間彼女を追い続けたことで見えた、彼女の生活の変化と自然の過酷さを映し出していました。
北マケドニアの首都スコピエから20キロほど離れた、電気も水道もない故郷の谷。ヨーロッパ最後の自然養蜂家の女性が、寝たきりの盲目の老母と暮らしている。彼女は、“半分はわたしに、半分はあなたに”を信条に、持続可能な生活と自然を守ってきた。ところが、7人の子供と牛たちを引き連れた一家がやって来て、彼女の平和な生活は激変する……。
(C)2019, Trice Films & Apollo Media
ハティツェは蜂蜜を採取するとき、「半分はわたしに、半分はあなたに」という信条を持って行います。
蜂蜜を取ると、半分を自分の生活のためにもらい、残りの半分を蜂に返すのです。
この信条を守っているからこそ、ハティツェは過酷な谷で生活を維持しています。
そんな人里離れた場所に暮らすハティツェですが、決して人嫌いなというわけではありません。
大切に採取した蜂蜜を売るために、バスまでの過酷な道を大きな荷物を背負って歩き、バスに揺られて町まで向かいます。
市場に訪れ、自分の蜂蜜がいかに素晴らしいものかを売り込む姿からは、とても過酷な生活をしている人には見えません。それくらい、ハティツェの人柄は気さくなのです。
また、ハティツェは家のそばに突如現れた大家族とも打ち解けます。
最初こそ、遠くから大家族の様子を見ていましたが、気がつけば家族の子どもたちとも交流し、子どもたちはハティツェの蜂蜜採取を手伝うように。
孤独な生活をしている彼女は、自然だけでなく人とも手を取り合う生活を心がけることで、自然との調和を果たしてました。
(C)2019, Trice Films & Apollo Media
ところが大家族の父親は、育児や生活費のことで心に余裕がありません。
子どもたちの学費を稼ぐために、子どもが労働力に欠かせない存在となっているジレンマや、余裕の無さからハティツェの自然養蜂を真似るようになります。
しかし、この余裕のない振る舞いが自然と調和する難しさを表してしまうのです。
大家族の父親はどんどん身勝手な行動に出るようになり、ハティツェの生活だけでなく、彼女の周りにある自然さえも怯えやかすように…。
この状況に、ハティツェはどのような姿勢を貫くのでしょうか。
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2021/4/12 更新
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