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『呪怨:呪いの家』先行レビュー!20年の時を経てようやくジャンプスケアを捨てた、全く新しい『呪怨』

これまでの『呪怨』シリーズとは何だったのか?

 いきなりだが、筆者は2000年にビデオスルーで発表された『呪怨』を除くと、所謂『呪怨』フランチャイズは大嫌いである。初作は素晴らしかった。ジメジメ、ドロドロと湿気タップリだった日本ホラーに“ジャンプスケア”(ビックリ描写)を必要以上に盛り込み、ホラー映画鑑賞という行為そのものを遊園地のアトラクション化し、日本のホラーを根本から覆してしまったからだ。1998年の中田秀夫版『リング』からその兆候はあったが、『呪怨』は凄まじかった。
 例の母子が、天井から、布団の中から、TVから、椅子の下から……とにかくあらゆる場所から大きな効果音と共に現れ、登場人物を“どこかへ”連れ去ってしまう。これが数分毎に繰り返される。観ている方は息つく暇も無い。ビデオ版『呪怨』、『呪怨2』までは、ゴア描写もソコソコに盛り込まれ、本当に面白い体験だった。(あの顎が欠損した女子高生のインパクトを思い出して欲しい)
 だが『呪怨』は、やり過ぎた。ビックリ箱がビッシリと敷き詰められた部屋を見れば誰だって呆れてしまう。すでに例の母子は面白可笑しいホラーアイコンに成り果て、次々と発表される続編、リメイク、フォロワー映画の数々は、ホラーでもなんでもなく、地上波で放送されている無難なバラエティの如く、ご家族全員で楽しめる、安心・安全なファミリー映画と化していた。

 こんものをホラー映画と呼んで良いのか?そんなワケないだろうが!!

 筆者はそんな思いを抱え、眉間に皺を寄せてながら『呪怨』フランチャイズやそのフォロワー映画を見続けていた。当然、今回の『呪怨:呪いの家』も同じだろう。そう思っていた。

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原田 聖子

2020/06/29 19:58

ビデオ版の1、2の面白さをわかってくださる方がレビューしてるのでとでも気になります。
因みにビデオ版1、2を観てから学校の怪談Gを観るとさらに恐怖体験ですよ…
原作版の伽耶子の無念さを切なく描いているのはTHE GLUDGEだと思うので個人的には捨てきれません。
他のは…予告編が一番怖かったです。

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氏家 譲寿(ナマニク)

2020/06/29 20:02

コメントありがとうございます!『444』ですよね……あれは素晴らしかったです。
The Grudgeも確かに捨てがたく、独自の経緯を経て、昨年再度リブートしたのですが
デキが悪くて日本公開の予定が立っていないという哀しみ。ネトフリでコレやられちゃうと、どうしても……。

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氏家 譲寿(ナマニク)

ホラーブログ「ナマニクさんの暇潰し」管理人、ZINE「Filthy」発行人、ライター。映画...

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