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【映画の中の女性たち】ジョーの価値ある二つの決断『ストーリー・オブ・マイ・ライフ/わたしの若草物語』

※『若草物語』のストーリーを知らない方には、ネタバレになる言及があります。

過去の女性たちが広げてくれた私たちの選択

ルイ―ザ・メイ・オルコットが小説「若草物語」を出版したのは、1868年。当時から比べれば、2020年に生きる女性の選択肢は増えてきました。少なくとも、仕事をしたい人は、何かしらの職を得ることはできます。

100%理想的とは、まだまだ言えないですが、女性が意思表示をしても、受け入れてもらえる世の中になりつつありますよね。

ルイーズ・ワイスが率いる参政権運動。フランス。20世紀初頭

FRANCE - MAY 30: Suffragettes belonging to LA FEMME NOUVELLE movement (THE NEW WOMAN) and led by Louise WEISS symbolically burned their chains at Bastille Square in Paris while waving signs on which were written

オルコットが生きていた時代、19世紀後半から女性の権利についての真剣な議論が始まりました。現在の女性たちが、大学に行って勉強できるのも、参政権があるのも、教師や小説家以外の仕事に就職できるのも、すべて、過去の女性たちや、男性の支援者が女性の権利向上の運動をしてくれたおかげです。

「女性の幸せは家庭の中だけにある」と思われていた時代に、オルコットは生涯結婚せず、小説家としての人生を全うしています。「裕福な男性と結婚して養ってもらう」という選択肢を拒否して、経済的な自立を目指しました。

でも、本来ならば、経済的自立を図りながら、人を愛することを同時にしてもいいはずです。

「若草物語」の中でオルコットは、自身を投影したキャラクターであるジョーに、「結婚か、仕事か」という選択をさせています。そして、女性にとっては理想像のようなローリーという青年に求愛されたにも関わらず、その申し出を断わらせています。

【2020年以降】実写化が予定されているディズニー映画20作品
次のページ : ジョーがローリーの求婚を断るという決断に衝撃

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峯丸ともか

映画&海外ドラマライター。私にとって映画の根本は感情です。感情から映画が作られ鑑...

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