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Netflixドキュメンタリー『サーカス・オブ・ブックス』から見る、ゲイポルノと社会

軌道に乗る「サーカス・オブ・ブックス」しかし…

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当時はインターネットも普及していなかったため、お店の利益も大きく、夫婦は3人の子供を育てられるほどに稼ぐことができました。
さらに夫婦は事業拡大として、ある業界へ飛び込みます。アダルトビデオへの進出です。

著名な監督と知り合った夫婦は配給を担当することで、さらなる利益を得ることができました。そこでも夫婦は、あくまでお金のためという理由で働いていましたが、逆にその姿勢が誠実なものとして業界では親しまれました。

しかし80年代当時、政府は「ポルノは家族や社会を壊す」として、ポルノ業界を厳しく取り締まっていたのです。

「サーカス・オブ・ブックス」も政府のおとり捜査により、夫バリーが起訴されてしまいます。

重犯罪者のように扱われるバリーですが、彼は常に笑顔の耐えない優しい男性(作中では"陽気なハゲ"と言われている)であり、「サーカス・オブ・ブックス」の従業員たちも、彼の器の大きさや誠実さを尊敬していました。
そんなバリーが犯罪者扱いされるのを許してはならないと、弁護士も動き出します。

https://occ-0-1722-92.1.nflxso.net/dnm/api/v6/6AYY37jfdO6hpXcMjf9Yu5cnmO0/AAAABaRwg0PwhAgu7iA2G5Dj4kwuwAyxuFKs51KRg88O_j9z8L3LovFWjlhrG83W3IC3u_kkwwlQKEsB-frmF2amyxMYt8zq.jpg?r=602

政府が厳しく取り締まったのはポルノだけではありません。同性愛者に対しても目を光らせると同時に、エイズの流行でより激しい差別が始まります。当時はエイズについて詳しいことがわかっておらず「ゲイのがん」とまで言われるほどでした。

何よりも悲しいのは、ゲイカルチャーに関わっていたメイソン夫婦にとって、従業員など身近な人々がエイズで亡くなってしまう事実。
ゲイであることから家族に見放された従業員の最後を夫婦が看取るなど、辛い話も出てきます。

メイソン夫婦はこうした世間の風当たりから、自分たちの仕事の内容を打ち明けようとしませんでした。それは周囲の人だけでなく、自分たちの子どもも同じ。だからこそ、身近な人がエイズで死んでいく辛さを誰にも打ち明けれない状態は、夫婦にとって苦しいものだったでしょう。

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ヤマダ マイ

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