
Happy Birthday!
本日お誕生日ソン・ガンホ
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昨今、LGBTQをテーマにした多くの映画が制作されていますが、今回ご紹介するNetflixオリジナル『サーカス・オブ・ブックス』はバリー・メイソンとカレン・メイソンの夫婦がゲイポルノ専門店を営む様子を捉えたドキュメンタリーです。どこにでもいる普通の夫婦が、なぜゲイポルノ専門店を営むのか?彼らの娘であるレイチェル・メイソンが監督を務め、その背景を追います。
仕事という、ある意味偏見のない目線を持つ夫婦が見た、アメリカのLGBTQの歴史やマイノリティの人々はどのようなものだったのでしょうか?
1982年からメイソン夫婦がロサンゼルスで営む「サーカス・オブ・ブックス」は、サーカスの書籍を取り扱う本屋ではありません。
そこはハードコアのゲイポルノを専門に取り扱うお店。雑誌やビデオはもちろん、記事で明言すると色々まずいアダルトグッズも所狭しと並んでいます。
その豊富な品揃えから、ゲイたちには「おかずの宝庫」と親しまれるほど。お店の外観は普通なので、同性愛者がひと目を気にせず訪れることのできる、マイノリティにとって憩いの場ともなっていました。
これだけ充実の品揃えを持つなんて、店主もそうとうアブノーマルな人かと思いきや、バリーとカレンは、もともと違う職業をしていたユダヤ人。
夫のバリーは『2001年宇宙の旅』(68)などの特殊効果を担当し、妻のカレンも記者として働いていたキャリアがあります。
しかし夫婦揃って仕事がなくなり、子供が生まれるため収入を増やす必要がでてきました。
LAS VEGAS, NEVADA - MARCH 18: A sign at Larry Flynt's Hustler Club displays a message after the strip club closed in response to the coronavirus continuing to spread across the United States on March 18, 2020 in Las Vegas, Nevada. On Tuesday, Nevada Gov. Steve Sisolak announced a statewide closure of all nonessential businesses, including all hotel-casinos, by noon today for at least 30 days to help combat the spread of the virus. The World Health Organization declared the coronavirus (COVID-19) a global pandemic on March 11th. (Photo by Ethan Miller/Getty Images)
そんな矢先、アメリカのポルノ雑誌「ハスラー」の発行人であるラリー・フリントが、雑誌を取り扱ってくれる本屋を探していました。メイソン夫婦はこれに目をつけて書店を始めたのです。
つまり夫婦はゲイカルチャーに対して関心もなければ偏見も全くなく、ただ生活のためにお店を始めたのでした。
そうは言っても、カメラが捉える「サーカス・オブ・ブックス」は品揃えだけでなく、在庫の豊富さにも驚かされます。
カレンはアダルトグッズを仕入れるために、グッズの展覧会のようなイベントに参加(その規模も大きくてびっくり)しますが、テキパキと仕入れる商品を見定める姿には圧巻。
この業界に対して、やましい気持ちも偏見もないからこそ為せる技だと感じました。まさにその道の職人のようです…。
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2021/1/12 更新
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