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【ピース又吉原作】夢と現実の狭間で揺れ動く男女の不器用で儚い純愛『劇場』

山﨑賢人の新境地にして最高傑作

©2020「劇場」製作委員会

過去の出演作品を振り返ると、『orange -オレンジ-』『四月は君の嘘』『斉木楠雄のΨ難』『キングダム』など、マンガ原作の映画化作品への出演回数が極めて多い山﨑賢人。それ自体が必ずしも俳優の質や評価に直結する判断基準だとは思わないが、良くも悪くも世間的には「山﨑賢人=マンガ原作」という印象が少なからずあると思う。ただ、ぼくにとって少女マンガ原作の映画に対する偏見を払拭してくれた『ヒロイン失格』に彼が出演していたことや、彼自身が持つ魅力にキュンとしてしまったこともあり、その後の彼の出演作品は全てチェックしているのだが、今回の彼の演技は群を抜いていた。

『GO』『ナラタージュ』『リバーズ・エッジ』の行定勲監督の導きのもと、これまでに目にしたことのない山﨑賢人の一面を、『劇場』という作品が、永田という役柄が引き出した。大袈裟でも何でもなく、この作品によって彼が俳優として一段階上のステージへと駆け上がったことは間違いない。現状の出演作品を考えると、本作こそが彼にとっての代表作。そう思えてしまうだけの繊細な演技を、観る者の胸を打つ確かな情熱を、永田というどうしようもないけれど、どこか愛おしさをも感じられる男の人生を通して見せつけられた。既存の山﨑賢人ファンはもちろんのこと、これまで彼に対して特に思い入れのなかった人にも、今回の彼は是非観て頂きたい。

『GO』

『リバーズ・エッジ』

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高桑 ムツ子

2020/04/06 11:36

又吉さんの処女作は余り好みでなかったが、本は読んでいませんが映画に興味があります

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ミヤザキタケル

1986年、長野県生まれ。 2015年より「映画アドバイザー」として活動を始める。 WOWOW...

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