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『ジョーカー』『パラサイト』級の衝撃度!ラジ・リ監督作 映画『レ・ミゼラブル』で、民衆の怒りを体感

映画『レ・ミゼラブル』は、『ジョーカー』『パラサイト』に負けない衝撃度

第92回アカデミー賞で、外国語映画として初めて作品賞を受賞した『パラサイト 半地下の家族』、そして、ホアキン・フェニックスが主演男優賞を獲得した『ジョーカー』。この二つの映画のキーワードは、貧困に苦しむ人々の「抑圧からの解放」だと言える。

この2作を含め、2018年度カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した是枝裕和監督の『万引き家族』あたりから、賞レースで評価されてきた映画の共通点は、格差社会、貧富の差、分断社会といったテーマを描いていることだ。

©SRAB FILMS LYLY FILMS RECTANGLE PRODUCTIONS

働いても働いても貧しいままの人々、対照的に懸命に働いた結果として富を得ていく人々。どちらの側にも正義がある。一方が悪いというワケではない。にも関わらず、貧困に喘ぐ人々の感情を爆発させる映画が、これほど評価されるということは、現実の社会の中にも、鬱屈とした感情が充満している危機的状況があるということなのだろうか?

©SRAB FILMS LYLY FILMS RECTANGLE PRODUCTIONS

2月28日(金)に日本公開される映画『レ・ミゼラブル』では、『ジョーカー』そして、『パラサイト 半地下の家族』に続き、格差と分断社会の今を映し出していく。物語の舞台となる、フランスのパリ近郊のモンフェルメイユ地区には、移民系の貧困層の人々が多く住んでおり、人種、宗教の異なる人々が暮らすこの地区では犯罪も多い。華やかな都パリから電車で1時間ほどの場所にある団地には、アフリカ系移民とその子供たち、ムスリム、麻薬を扱うギャングたちといった多様なコミュニティが存在している。

「今、世界はそんなに鬱屈とした状況なのだろうか?」という疑問の答えとなるかどうかは分からないが、モンフェルメイユ地区の人々の状態は、爆発寸前だ。衝撃的なのは、映画の舞台モンフェルメイユという場所は、ヴィクトル・ユゴーの名作『レ・ミゼラブル』の舞台となった場所でもあるということ。小説の中に登場するモンフェルメイユ地区は、泥棒や怪しい輩が出没する治安の悪い場所として描かれている。ユゴーの小説の時代、1800年代から200年が経った現在でも、人々の状況はさほど変わっていないことに驚く。

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峯丸ともか

映画&海外ドラマライター。女子映画ウォッチャー。週2、3本は新作映画を鑑賞中。毎...

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りるふらっぐ

2020/06/02 15:36

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