
Happy Birthday!
本日お誕生日ルーシー・ボイントン
シネマトゥデイ
第88回アカデミー賞視覚効果賞など多くの映画賞を受賞したスリラー映画「エクス・マキナ」。
世界最大のインターネット会社「ブルーブック」でプログラマーとして働くケイレヴ(ドーナル・グリーソン)は、ひょんなことから人里離れた「ブルーブック」社長のネイサン(オスカー・アイザック)が所有する別荘で、美しい女性型AI“エヴァ”(アリシア・ヴィキャンデル)の人工知能テストをすることに。
一日一回、エヴァと面接を重ねていく中でケイレヴは、圧倒的に美しく知性的なエヴァに惹かれていきます。そんな中、ケイレヴはエヴァから、ネイサンがAIを使い捨てにしていることを聞かされ、エヴァとともに脱出計画を立てますが・・・。
本作では、物語が進むうちにただの人工知能テストではない、ネイサンのテストの本当の目的が明らかになり、さらにその上をいく行動をエヴァが取り始め、二転三転し驚きのラストへ。
本作ではAIに人間的な側面を求めれば求めるほど、AIは学び、人間との学習能力の差が開き続け、立場が逆転する恐れがあることと、創造主である人間の驕りがそれらを見抜けなくなる危険性に警鐘を鳴らしています。
また、序盤でセックスロボットの役割も担うエヴァたちAIをネイサンら男性陣が上から支配しており、後半はエヴァたち女性型AIが支配からの脱却を試みていることが、現代の男女差別問題に通じるテーマとして描かれています。
スキンヘッドでも体がスケルトンでも圧倒的に顔が可愛いエヴァにコロッと騙されてしまうケイレブを観てもそれは一目瞭然でしょう。物語自体はツッコミどころもありますが、実際にセックスロボットが開発・発売されている今、あらためてその是非を問う意味でもご覧になってみてはいかがでしょうか。
シネマトゥデイ
全編スマートフォンでの撮影が話題となった映画「A.I. love you」。
「映画に対する思いをさらけ出す熱き者たちの活力を生み出すためのレーベル」と掲げているKATSU-do制作の作品で、日本でAIモノを撮ると、ハリウッド大作の劣化版のようになってしまうことが多いのですが、邦画の良さを生かした広がりすぎないファンタジー・ラブストーリーです。
パティシエになる夢を持つも、恋も仕事もうまくいかないヒロイン・星野遥(森川葵)のスマートフォンアプリにある日現れたAI(声:斎藤工)。遥はAIに「ラヴ」というコードネームを授け、ラヴのアドバイスのもと、遥は恋と夢に向かって奮闘し始めます。
しかし、ラヴが遥を応援すればするほど、遥の中でラヴへの複雑な想いが膨れ上がっていき・・・。本作を観る前は、全編スマートフォン撮影で、果たして商業映画として成立するレベルのものなのか?という疑問がありましたが、90分問題なく楽しめます。
スマートフォン=ラヴ目線で一緒に遥の成長を追いかけていくので、自室に一人でいるシーンなど、プライベート感満載の森川がとても可愛らしく映っている作品です。
AIモノはアンハッピーエンドになることが多いですが、本作はファンタジーらしく、予想出来ない結末が用意されているので、スマホ撮影も含め、実験的な作品として、一見の価値ありです。
AI・人工知能
いかがでしたか?
3作品を通してわかるのは、AIなめたらアカンで!ということ。私たちがAIに人間と同じ、もしくは人間以上の能力や感情も求めるならば、人間の意図せずして「ロボット3原則」を飛び越えてしまうAIも今後、登場するのではないでしょうか。
教育現場や医療の場でAIが活躍し、幼い頃からAIがいることが“普通”になりつつある今、AIとの恋愛もあながち夢物語ではありません。私たちが今後、AIに何を求め、何を求めるべきではないのか、自分だったら・・・と考えながら観ていただけたら嬉しいです。
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2021/1/12 更新
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