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本日お誕生日ミンホ
©2019 Focus Features LLC and Perfect Universe Investment Inc.
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物語は1912年から始まる。舞台はイギリス・ヨークシャーの架空の村。カントリー・ハウス「ダウントン・アビー」に住む伯爵家「クローリー」一族とその使用人たちの生活や人間模様を、タイタニック号の沈没、第一次世界大戦、アイルランド独立運動など、当時起こった歴史上の出来事を絡めながら描いている。
クローリー家の当主・ロバート(ヒュー・ボネヴィル)には娘しかいなかったため、当時の法律では相続問題が少々面倒なことに。そのような、財産だけでなく爵位をめぐる争いも起きる。執事のカーソン(ジム・カーター)や家政婦ら使用人たちの間でも、立場をめぐるいさかいなどさまざまなトラブルが起こる。一族と使用人、それぞれにさまざまな愛憎や確執がある。また、一族と使用人との間に愛が芽生えるなど、立場にまたがった愛憎劇が生まれることもある。さらには、社会情勢の変化などから一族は財政難に陥り、邸宅を手放すかどうかの決断をせまらることになる。
日本でも、この手の物語は数多く映画やテレビドラマになってきたが、一族と使用人の両方に重点を置き、しかも群像ドラマにしてある作品は少ないのではないだろうか。その上この作品は、徹底してドロドロしたものになりそうな題材ながら、特に使用人側の部分にイギリス作品ならではのユーモアが漂っていて、重苦しくならずに済んでいる。多彩な人間ドラマ、歴史劇としての一面、そしてユーモアを活かした見やすさ。これらが、このドラマが国際的な人気を得た理由かも知れない。
これには、脚本家ジュリアン・フェロウズが大きく貢献しているようだ。エドワード朝時代に建てられたカントリー・ハウスを舞台にしたドラマを企画していた本作のプロデューサーは、まさにその設定を用いていたミステリー映画『ゴスフォード・パーク』(2001年)でアカデミー脚本賞を獲得していたフェロウズに参加を依頼。彼はシリーズの基本的な設定を作り上げ、シリーズの大半の回の脚本を執筆した。まさに『ダウントン・アビー』の生みの親である。もちろん、今回の映画版の脚本もフェロウズが手がけている。
2010年の秋に第1シーズンが放送され、2015年までに合計6シーズンが放送されるほどの人気シリーズになった。イギリスだけでなくアメリカや日本など30近い国々でも放送され、ゴールデングローブ賞やエミ―賞などのテレビドラマ部門で数多く受賞している。
オバマ元アメリカ大統領、ミック・ジャガー、黒柳徹子など、このドラマのファンだという著名人は多い。さらには、映画『アイアンマン』シリーズのレギュラーキャラ、トニー(ロバート・ダウニー・Jr)の親友であるハッピー(ジョン・ファヴロー)が、このドラマの大ファンという設定があることからも、このドラマの人気ぶりが分かるだろう。
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2019/12/2 更新
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