キャプテン・アメリカについて

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1941年に発行されたマガジンで、初登場したヒーローである”キャプテン・アメリカ”。
スティーブ・ロジャースという軟弱な青年がその正体。
それぞれに登場する媒体で（誕生年など）細かく設定は変わるものの、概ね映画通りの経緯に沿って登場したヒーローです。
原作の設定では、映画にも登場したシャロン・カーターことエージェント13と、恋人の関係性になるなどのエピソードも存在します。
その影響のひとつとしては『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でも、同じくシャロン・カーターと恋仲になりそうな描写が描かれていました。

原作と大きく設定が違うものは多々あれど、特徴的なものでは、正体を明かしている点です。
原作のコミックでは正体を明かさないことが大きなプライオリティーのひとつでしたが、映画ではスティーブ・ロジャースの名は、キャプテン・アメリカとして世間に知れ渡っていました。

しかしそれをうまく使い、スティーブ・ロジャースの人格形成において助けとなっています。
エンドゲームでは空白の5年間を埋める活動を、映画独自の演出としてとても聡明な人物であることが理解できる描写でした。

演じるのはクリス・エヴァンス

WESTWOOD, CALIFORNIA - NOVEMBER 14: Chris Evans attends the Premiere of Lionsgate's "Knives Out" at Regency Village Theatre on November 14, 2019 in Westwood, California. (Photo by Axelle/Bauer-Griffin/FilmMagic)

キャプテン・アメリカを演じたのは、クリス・エヴァンス。
MCUでスティーブ・ロジャースを演じる前では、いわゆるパッとしない若手俳優の中のひとりでした。
過去にもマーベル作品の『ファンタスティック4』でヒーローを演じていた過去もありますが、結果としてブレイクには至りません。

その後もキャリアを重ねますがクリス・エヴァンスは、このキャプテン・アメリカ役を射止めたことで大きな役割を果たすようになっていきます。
しかしクリス・エヴァンスが手放しに、この役に挑んでいたのかというとそうではありません。
マーベルからのオファーを、2度も断っていたことが明かされていました。
しかしマーベルの熱意に、クリスが折れる形でオファーを受けていたとのこと。
それでもこの役をするにあたり、大きな葛藤があったことが本人により語られています。