『アイリッシュマン』あらすじ

アイルランド系移民の息子フランク・シーラン（ロバート・デ・ニーロ）は、陸軍を除隊したあと、トラック運転手の職に就く。
フランクは、軍時代にイタリアで任務についたことからイタリア語を話すことができたため、運送に関わるイタリアンマフィアたちと親しくなっていった。
トラック荷物の窃盗容疑をかけられたフランクは、有能な弁護士のビル・バッファリーノ（レイ・ロマーノ）に助けられる。
ビルのいとこで、バッファリーノファミリーのボスであるラッセル（ジョー・ペシ）を紹介されたフランクは、より深くマフィアの世界に入り込んでいくのだった。

マフィアのつながりから、全米トラック運転手組合（通称チームスター）のジミー・ホッファ（アル・パチーノ）と出会ったフランクは、ホッファに気に入られて家族ぐるみの付き合いをするようになる。
ホッファの庇護を受け、フランクは、組合の中でも出世していく。

マフィアのボスであるラッセルと、組合の委員長となったホッファという二人の大物と深い絆を築いてきたフランク。
しかし、同じ方向を向いていたはずの3人の関係性は、ホッファが逮捕され収監されたことから変化していくのだった。