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吉岡聖恵

映画『ボーダー 二つの世界』スウェーデンの人気小説が原作、あなたの価値観を問う北欧ダークファンタジー

「美しさ」と「醜さ」の間のボーダー(境界線)。あなたの価値観は?

ボーダー=境界線。
私たちは、無意識のうちに物事の境界線を決めています。

例えば、ファッション雑誌から抜け出してきたようなスリムな女性を見たときに、「あの人、美人だな」と思ったとします。でも、ここで疑問が湧きませんか?
「私、スリムな人が美しいという感覚を、いつ決めたのだろう。」と。
世の中に氾濫するファッション雑誌の中では、スリムな人が「美しい」とされています。この一般的な美意識の感覚が、無意識のうちに自分の中に刷り込まれている可能性があるのです。

自分の中にある、「美しさ」と「醜さ」の間にあるボーダー(境界線)は、自分自身で決定したかどうかさえ怪しいものだとしたら……。
こんなふうに考えると、けっこう恐ろしい話です。

『ボーダー 二つの世界』では、さまざまなボーダー(境界線)を取り上げ、描いていきます。
美と醜、善と悪、人と動物、国と国、そして、男と女。

本作を見ていると、自分が今まで決定していると思ってきたボーダー(境界線)について疑問が沸いてくることでしょう。

というのも、現代社会の美意識では、「醜い」とされる主人公のティーナが、映画を見ているうちに、「かわいらしい」と思えてくるからです。
ティーナは、税関職員として働き、自分の能力を生かして社会に貢献したいと考えている真面目な女性です。

彼女のように善良で真面目な女性が、容姿のために「異質」と見なされ、疎外されてしまう世界。
この現代社会を、あなたはどう思いますか?

©Meta_Spark&Kärnfilm_AB_2018

<STORY>

スウェーデンの税関職員のティーナは、違法な物を持ち込む人間を嗅ぎ分ける特殊能力を持っていた。ある日、彼女は勤務中に奇妙な旅行者ヴォーレと出会う。ヴォーレを見て本能的に何かを感じたティーナは、後日、彼を自宅に招き、離れを宿泊先として提供する。次第にヴォーレに惹かれていくティーナ。しかし、彼にはティーナの出生にも関わる大きな秘密があった―。

次のページ : ティーナが同じ匂いを感じたヴォーレの正体

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峯丸ともか

映画&海外ドラマライター。女子映画ウォッチャー。週2、3本は新作映画を鑑賞中。毎...

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