『バットマン』シリーズから『ジョーカー』まで★歴代“ジョーカー”を比べて観てみよう！

『ジョーカー』

笑いを恐怖に変える、悪の道化師“ジョーカー”のオリジン（原点）をテーマに描いた映画です。
ホアキン・フェニックスがジョーカーに変貌していくアーサー・フレックを演じます。
本作は、『バットマン』の宿敵であり映画の悪役としてのジョーカーではなく、一人の男がどのように悪の化身でもあるジョーカーになっていったのかに着想した全く新しいオリジナルストーリーなのです。

Joker (2019)

https://www.imdb.com/title/tt7286456/mediaviewer/rm1438028801

© Warner Bros. Pictures

人を笑わせる事が夢だった男アーサーは、道化師の恰好をして街に立つものの、不条理な社会や暴力に打ちひしがれる日々に、心の奥底にある孤独への不安や怒りがアーサーの精神を狂わせていきます。
ちなみに原作コミックでは"Batman: The Killing Joke"では、妊婦の妻がいる売れないコメディアンだったというエピソードもあります。

本作は、DCコミックとワーナーブラザース製作の映画ですが、現在進行している『バットマン』、『ジャスティス・リーグ』シリーズとは繋がりのない単独作品です。

アメコミを観ない人も楽しめるサスペンス・スリラーになっています。

Joaquin Phoenix in Joker (2019)

https://www.imdb.com/title/tt7286456/mediaviewer/rm3468071937

© Warner Bros. Pictures

ジョーカーの原点といえば、フランス文豪ヴィクトル・ユーゴーの小説を1928年に映画化『笑う男』。
子供の頃に口を割かれて捨てられ、サーカスの見世物小屋で生きる物語です。
映画『笑う男』を演じたコンラート・ファイトのビジュアルがジョーカーのモデルとなりました。
あくまでも見た目だけで、『笑う男』のキャラクターやストーリーは、コミックのジョーカーの人格には影響していませんが、口を割かれてどんな時でも笑っているように見えるという顔は強烈なインパクトがあります。

The Man Who Laughs

https://www.imdb.com/title/tt0019130/mediaviewer/rm1129005824

© 1928 Still courtesy of Universal Studios

そんなジョーカーですが、『バットマン』の映像化で、今まで数人の俳優が様々なキャラクターで演じてきました。