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『エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ』YouTuber監督が人見知りな人々へ勇気を贈るシャイ賛歌

人とうまくしゃべれない…でも認めてもらいたい。もどかしい不安感

エイス・グレード(8年生)とは、日本の中学2年生にあたる。
アメリカでは、エイス・グレードが終了したら、つまり日本の中学3年生の年から、高校生となるのだ。

学期末、ケイラ(エルシー・フイッシャー)は、「学年で最も無口賞」を受賞した。
出来ればイケイケな「素敵な瞳賞」とかを貰いたいが、そうもいかない。
だって、心底シャイだから人とうまくしゃべれない。

かといって、友達なんかいらない……というわけじゃない。
言いたいことをたくさん抱えていても、それをうまく伝えられないだけで、友達は欲しい。
気の合う友達ができて語り合えたらなら、どんなにか楽しいだろう。


実は、シャイな人たちほど、いろんなコトを考えている。
頭の中や心の中に、たくさん伝えたいことを抱えているのだ。
けれども、それを人にうまく伝えられなくて、もどかしい思いをしている。

本作主人公のケイラは、インターネットが存在する世界に生まれ、当たり前のようにSNSを駆使するジェネレーションZ世代。
現実の世界では気の合う友達を見つけられなくても、SNSを活用して自分をアピールしていく。

「自分のことを認めてもらいたい」という承認欲求は、けっして若者特権の価値観ではない。
結局、自分の気持ちをアウトプットするツールがSNSというものに変化しただけで、「私のことを見て」という欲求は、世代を超えた普遍的に変わらないテーマなのだ。
10代だって、40代だって、70代だって、インフルエンサーになれるもんなら、なってみたいんじゃないかな。

「自分のことを知って欲しい」という気持ちは、世代に関わらず、誰しもが持っているものだと思うから。



『空白』古田新太・寺島しのぶインタビュー「登場人物全員が何かしらの空白を埋めたいと思って生きている」
次のページ : youtuber監督が描くシャイであるということ

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峯丸ともか

映画&海外ドラマライター。映画の感想や良いところを分かりやすくレビューできればう...

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