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【深読み映画レビュー】『マイ・ビューティフル・ランドレット』 今だからこそ注目したいポイントとは?

 本国イギリスでは’85年に劇場公開され、英国アカデミー賞の助演男優賞(サイード・ジャフリー)など2部門にノミネート。翌年に公開されたアメリカでは全米映画批評家協会賞やニューヨーク批評家協会賞などで賞に輝き、アカデミー賞でもオリジナル脚本賞の候補に挙がった名作『マイ・ビューティフル・ランドレット』。当時まだ無名の若手俳優だったダニエル・デイ=ルイスは本作をきっかけにスターへの階段を駆け上がり、監督のスティーブン・フリアーズも後にハリウッドへ進出して『危険な関係』(’88)や『グリフターズ/詐欺師たち』(’90)をヒットさせ、最近でも『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』(’16)や『ヴィクトリア女王 最期の秘密』(’18)など、大人向けの上質な作品を手掛ける英国映画界の名匠として活躍中です。

 ここ日本でも’87年に公開されて話題を呼んだ本作。当時の日本は女性を中心に英国映画がブームとなっており、『アナザー・カントリー』(’84)や『眺めのいい部屋』(’85)、『モーリス』(’87)などが次々と大ヒットしていました。中でもルパート・エヴェレットやルパート・グレーヴス、コリン・ファースといった美形俳優たちは大人気で、そんな英国美青年たちの同性愛をテーマにした『アナザー・カントリー』や『モーリス』は、特に女性ファンを夢中にさせていました。イギリスの下層階級に属する青年同士のラブストーリーを描いた本作も、日本ではそうしたBL的な側面から注目を浴びていたように思います。しかし、あれから32年を経た今改めて見直すと、恐らく当時とはまた違った感想を抱くはずです。

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なかざわ ひでゆき

キャリア25年以上の映画&海外ドラマ・ライター。旧ソ連モスクワ育ち。日大芸術学部映...

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