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思春期を生きる君へ贈る映画たち。

はじめに

この記事を執筆している期間、地元の中学生たちが一週間「職場体験」を行っている。

いくつか職種を希望し、割り当てられた職場に派遣され、仕事や労働に触れてみることで「働く」ことを意識したり、今後の進路へのヒントとして役立てる期間だ。数人のグループに分かれ、小学校や幼稚園といった教育機関から、コンビニや飲食店などのサービス業など派遣先は多岐に渡る。

私も映画ライター/映像制作の分野で4人の中学生と関わっており、「何かを紹介すること」や「自主制作映画の楽しさ」を伝えられたらと考えている。

その中で、ふと筆者自身が中学生だった頃から現在までの10年間を顧みた。
メタルやハードロックに傾倒していた当時から、プロの格闘家として世界のトップを夢見て青春を費やしたこと。映画に携わる現在に至るまで、ザックリだが「良いことも悪いことも」あった。

今回私が出会った中学生は皆、素直で真面目な少年少女だが、これから先誰かから酷く傷付けられたり、彼らを打ちのめす何かに出くわすかもしれない。「諸君には順風満帆でバラ色の人生を歩んで欲しい!と掲げるのが適切なのかもしれないが、それは学校の先生や芸能人が発信してくれたら十分だろう。勿論、私もそう願っている。

「順風満帆とは程遠く」なったときに寄り添ってくれる人がいたり、価値観があり、生き方がある。それらを含んだ音楽や映画があることをこれから伝えたい。

これから先のことは私自身もどうなるか分からないし、皆さんの保護者でもなければ先生でもない。この記事を読んで欲しい対象である当の中学生から「何様なんだよ、テメー」と思われては本末転倒だ。 


映画が万事を解決し、全てを救う崇高な存在とは言わないが、少なくとも私は「映画に寄り添ってもらった」人間であるため、「こんな道もあるんだ」と心の片隅にしまってくれたら幸いだ。

※R指定を含む作品も紹介するが、それらは存在を知るに留めておくか、「うっかり」観て欲しい。うっかり、とね。

百円の恋 (2014)

https://img.happyon.jp/d3urerHm/uploads/aad4f473-ce2d-43c8-825a-5c1a9d67e12d.jpg?size=1600x600

ざっくりとあらすじ

自堕落な生活を送っている32歳の主人公・一子が嫌々働き始めたバイト先で、うだつの上がらないボクサーと出会う。彼との仲を深めるうち、彼女の心に少しづつ変化が起きる。

みどころ

この作品は、「夢中になれるもの」や「闘うこと」の根本を、圧倒的な演出・演技・脚本によって凄まじい程の説得力を以てして示している。

劇中に一子が挑戦するボクシングとは異なるが、筆者も格闘技の道を歩んでいたため、彼女により共感出来たのかもしれない。けれども、これは先に挙げた「夢中になれるもの」や「闘っている」全ての人に共通することだ。

名声や富、チャンピオンベルト。これらを真剣に目指すからこそプロの世界は成り立つ。しかし、それ以前の「語るまでもない」動機や、自らをリングに立たせ、全力で拳を交わらせる最大の原動力があるはずだ。言葉で表せそうで表せない感覚だが、確かに存在する

権力争いや、損得勘定。数字の競争と拡大。順位。結果。そのようなワードに取り囲まれ、好きなことが嫌いになってしまう、混沌とした空気に飲み込まれそうなときに、この作品を思い出して欲しい。

『百円の恋』予告

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Seiya Asano

映画を作る、喋る、書くのが好きです。 自主制作ラジオでも毎週映画について語って...

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