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【描きたい!名画座】裏切られ拷問された女の壮絶な恨み節!美しきダークヒーロー『女囚さそり』

『女囚さそり』は、過酷なリンチや嫌がらせを受けた「さそり」こと松島ナミが、蓄積した怨みパワーを爆発させて、憎い男の元に復讐に現れる…… というダークヒーロー的なシリーズ作品です。
暴力シーンが毎度かなりハードで心が折れそうになりますが、それゆえ観客の溜飲を下げてくれる華麗な復讐劇に魅了されてしまうんですよね。

大ヒットし数々のリメイクを生んだ「さそり」シリーズですが、今回は原点となった梶芽衣子主演のオリジナル4部作をご紹介していきます。

「さそり」シリーズの一番の魅力は、初代主演であり「さそり」像を作り出した梶芽衣子の圧倒的存在感です。
その目力たるや!台詞を必要としないほど全てを訴えてくる彼女の眼差しには、時代を超えても色あせない強烈なインパクトがあります。

『女囚701号/さそり』(1972年)

【あらすじ】私は許さない…裏切った男と、その手先を

愛した男に裏切られ、復讐で彼を殺そうとするも、殺人未遂罪で収監されてしまった松島ナミ。
脱獄に失敗したことで看守たちから暴行を受け、まわりの女囚たちからは嫌がらせを受ける日々を送っていました。
しかしナミはどんな暴力にも屈せず、好機をうかがい一人ずつ敵を自滅させていくのです。

あるとき、ナミの一件で壮絶な懲罰を強いられた女囚たちの怒りが爆発!ついに刑務所で暴動が起きてしまいます。
混乱に乗じて二度目の脱獄をおこなったナミは、ついにシャバに返り咲き、憎き男たちへ復讐を遂げるのです。

「さそり」シリーズの記念すべき一作目。
原作となる作品があるとはいえ、ここですでにシリーズの作風がしっかり完成しているから驚きです。

映画的というより、演劇を思わせるようなセットや演出によるストーリーテリングは今見ても斬新。
特に、ナミがバージンを奪われる瞬間をシーツで繭に見立て、恋人の二面性を舞台の転換装置で表現した回想シーンには思わず膝を打ちました。

次のページ : 脱走(フケ)ろ!罪を背負い罪に生きる、必死の脱獄行

Commentコメント

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杉山すぴ豊

2019/08/24 19:30

すぴ豊です。
梶芽衣子さん本当にきれいなんですよね。
タランティーノ監督がほれちゃう理由がよくわかります。

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イラストレーター。海外ドラマ『ドクター・フー』『SHERLOCK シャーロック』のアメコ...

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