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監督レイフ・ファインズ×美形ダンサーで描く秀作『ホワイト・クロウ』

レイフ・ファインズ

LONDON, ENGLAND - NOVEMBER 18: Ralph Fiennes attends The 64th Evening Standard Theatre Awards at the Theatre Royal, Drury Lane, on November 18, 2018 in London, England. (Photo by David M. Benett/Dave Benett/Getty Images)

タキシードもダンディな英国の名優。

映画『シンドラーのリスト』や『グランド・ブダペスト・ホテル』など数々の作品に出演し、映画『ハリー・ポッター』シリーズでは最も恐ろしい闇の魔法使いに扮し、子供たちにもお馴染みの実力派俳優レイフ・ファインズ。

そんな名優の彼が監督と出演を兼任したのが『ホワイト・クロウ』です。本作は『英雄の証明』(11)、『エレン・ターナン ~ディケンズに愛された女~』(13)に続いての監督3作目となります。

その中身は、ソ連キーロフ・バレエ出身の伝説のダンサー&振付家ルドルフ・ヌレエフの半生を描いた物語。

極貧の幼少時代から舞踊の才能が開花するバレエ学校時代。1960年代初頭のパリ滞在から、フランスへの亡命までをスリリングに描いています。

そんな新作を引っさげ、東京国際映画祭2018のためにプロデューサーのガブリエル・タナと共に来日したレイフは、ジャケットにジーンズというカジュアルなファッション。インナーのシャツのボタンをさりげなく外して、渋いイケメンぶりを発揮していました。

東京国際映画祭の記者会見にて。

TOKYO, JAPAN - OCTOBER 27: Ralph Fiennes attends the White Crow press conference at Roppongi Hills on October 27, 2018 in Tokyo, Japan. (Photo by Jun Sato/WireImage)

シャツにジーンズでも渋いイケメンぶりを発揮するレイフ。

東京国際映画祭の記者会見にて。

TOKYO, JAPAN - OCTOBER 27: Ralph Fiennes and producer Gabrielle Tana attend the White Crow press conference at Roppongi Hills on October 27, 2018 in Tokyo, Japan. (Photo by Jun Sato/WireImage)

プロデューサーのガブリエル・タナと。

原題の『THE WHITE CROW (白いカラス)』は、“類まれなる人物”や“はぐれ者”を意味を現しているといいます。

能力はあったものの伸び悩んだ日々の苛立ち、野心と自己中心的な性格でのし上がりながら、共産主義の監視体制に抑圧されるヌレエフの姿が浮き彫りに…。

加えて、この作品をより魅力的にしているのは主演のオレグ・イヴェンコ。ロシアの現役ダンサーです。

今回は俳優にバレエを習わせるのではなく、演技のできるダンサーに主演させたかったそう。

「ヌレエフ役は幼い頃からバレエを習い、身体に染み付いた所作の表現が多い。演技を優先すると撮影ではダンサーをボディダブルを用意せざるを得ないですが、そうしたくなかった」

そのためロシアで一大オーディションを開催。オレグは最後に残った5人の1人だったそう。

「起用の決め手は、身体的にヌレエフに似ていたこと。さらに、演技というものを理解できる才能を持っていたし、カメラに愛されるスター性がありました。カメラに映った彼をずっと観続けていたいと思ったのです」

その判断は大正解だったようで、完璧なダンスとどアップにも耐えるイケメンぶり、激動の半生を様々な表情で魅了する演技は映画初主演とは思えないほど。

でも、その背景にはレイフの的確な指導があったようで「素晴らしい教師ぶりだった」とプロデューサーのガブリエル・タナは絶賛していました。

作品のなかではヌレエフの才能を引き出す先生役だったレイフ、リアルでもよき演技の先生だったというわけてすね。

演技に目覚めたオレグは、毎日、英語のレッスンを受けて、最近はダンサーより俳優のほうに気持が向いているとか。

美形新人俳優として、ハリウッドデビューする日も近いかもしれません。

◾️『ホワイト・クロウ』は2019年に全国公開も決定しています。

『ホワイト・クロウ」主演のダンサー(左)オレグ・イヴェンコとロンドンのプレミアにて。

LONDON, ENGLAND - OCTOBER 18: (L-R) Director Ralph Fiennes, Adele Exarchopoulos and Oleg Ivenko attend the UK Premiere of 'The White Crow' & Create Gala at the 62nd BFI London Film Festival on October 18, 2018 in London, England. (Photo by Dave J Hogan/Dave J Hogan/Getty Images)

オレグはレイフの大抜擢に応えてヌレエフを見事に演じた。

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村上淳子 Atsuko Murakami

海外ドラマ評論家、映画ジャーナリスト 「ニュースよりドラマを観るほうがその国がよ...

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株式会社doroguba(ドログバ)

2021/05/14 22:32

おもしろかったです

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