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ド直球アニマルホラー『クロール  凶暴領域』!ソリッドな脱出ゲーム要素と感動の親子愛

タイトルの『クロール』という部分は「ウヨウヨいる、這い回っている」という意味があり、ハリケーンで現れる大量のワニたちを表しているが、もう一つは大学で競泳選手をしているヘイリーの得意の泳ぎ「クロール」のことでもある。

彼女は父親からのスパルタ教育で幼少から水泳をしていたが、現在イマイチ結果が出ていない。おまけにヘイリーは親元を離れた直後に両親が離婚してしまい、自分と父親が水泳ばかりに注力していたのが原因ではないかという負い目があった。

父親とは長年疎遠だが、そんな状態でもハリケーンが迫る中で連絡が取れない父を放っておけないという思いで、少し気まずい中、かつての家に向かう事になる。


本作が見事なのはヘイリーの遠くで離れて暮らす姉とのちょっとした会話で一家の過去や現状の背景を浮かび上がらせてくるところだ。

またハリケーンが押し寄せる前にかつて住んでいた家に着いた場面でも、ヘイリーが父親を捜す中でさりげなく娘たちの成長が記録された柱の線や、おそらく手作りのブランコや遊具が映るように撮られて、一家が幸せだった頃を匂わせてくるなど端的に情報を伝えてくるのがうまい。

こういった細かい描写がのちのサバイバル展開のハラハラや、父と娘が互いを思いながら生き残りをかけて戦うさまが胸に迫って来る。


また親子の絆は深いものの必要以上に泣かせにかかることもないし、ヘイリーも父親もパニックになって取り乱したり、馬鹿な行動を取るような安いホラーにありがちな展開がないのも気持ちいい。

二人とも常に助かるために最善手をとって行動するが、それでも追い込んでくるワニの恐ろしさもやはりすごい。


実際に起こりそうなシチュエーションの怖さ、説得力ある映像、抜群のサスペンス演出、コンパクトながらしっかりした人間ドラマが合わさった見事な動物ホラー。

これはB級でも楽しめるという評価より、もはや一級品のエンタメと言ったほうがいいのではないか。

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whitestonetaichi

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