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ニア・ロング

『チャイルド・プレイ』シリーズ7作品を全部観てみた(※ネタバレあり)

ホラー映画史に燦然と輝く『チャイルド・プレイ』をご存知だろうか。

簡単に言うと、チャッキーという名前の人形が人を殺しまくる映画だ。シリーズは計7作品が製作されており、舞台を現代へと移したリブート版が2019年7月に劇場公開されている。

BARRANQUILLA, COLOMBIA - MARCH 02: A participant with a custom of the Chucky dolls cheers the party during the 'Batalla de Flores' as part of Barranquilla Carnival 2019 on March 02, 2019 in Barranquilla, Colombia. (Photo by Alfonso Cervantes/Vizzor Image/Getty Images)

第1作が公開された1988年から現在に至るまで、なぜ『チャイルド・プレイ』シリーズは人々を魅了し続けるのだろうか。その答えを知るべくシリーズ全7作品を鑑賞したので、簡単に見どころと感想をお伝えできればと思う。

個人的な感想としては第1作と第2作、そして第6作がオススメ。この3作品を観て、もしハマれば他の作品も観ると楽しめるのではないだろうか。

記念すべき第1作『チャイルド・プレイ』(1988)

Child's Play

https://m.media-amazon.com/images/M/MV5BZGU1MjNiYWYtNGQ5MS00MTgzLTlkYjItZDhhNTdlMTkxZGVlL2ltYWdlXkEyXkFqcGdeQXVyNTAyODkwOQ@@._V1_SY1000_CR0,0,676,1000_AL_.jpg

記念すべき第1作。べらぼうに面白い。

話はシンプル。刑事マイクに追い詰められた殺人鬼チャールズ・リー・レイは、死の直前にブードゥー教の秘術を用いて人形に魂を移すことに成功する。再び人間の身体を手に入れるため、幼い少年アンディをつけ狙うというものだ。

B級ホラーコメディだろうとナメていたら、これがガッツリ本格ホラーで怖かった。
まず「タメ」が長い。人形が大暴れするのは後半で、しかもあんまり直接的には描かれない。それまではそれらしい音楽が流れたり、不穏な雰囲気を漂わせているだけだ。あんまり人形が暴れまくると怖いというより人形劇みたいで面白くなっちゃうからかもしれない。

あと有名なとこだけど、アンディの母親カレンがチャッキー人形の蓋を開けると、人形は電池式で喋る筈なのに電池が入っていないというシーンはヒエッ…となる。拷問シーンや人の転落シーンもちゃんと恐ろしくて、ベタというよりは様式美と呼びたくなるような演出が多い。

第2作『チャイルド・プレイ2』

Child's Play2

https://m.media-amazon.com/images/M/MV5BM2Y0NGNiNGItYzYzOS00NDk0LTkzNWUtMGZjMjc1NWM4MzE3XkEyXkFqcGdeQXVyMTQxNzMzNDI@._V1_SY1000_SX672_AL_.jpg

これもべらぼうに面白い。

1作目が本格ホラーだったのに対し、この2作目ではアクション+姉弟の絆が全面に押し出されている。ホラーから一転してゴリゴリのアクション映画になった『エイリアン』と『エイリアン2』の関係に似ているかもしれない。

今作でアンディは実の母親と離れ、シンプソン家に養子として迎え入れられる。なんだかんだでチャッキーは復活し、またもやアンディの身体を乗っ取ろうとする話だ。

とにかくアツいのが家族の描き方。シンプソン家に同じく養子として引き取られたカイルという少女がいるのだが、彼女とアンディの関係性が、実に良い。

メイクとか服とかが不良っぽい雰囲気なんだけどそれは鎧みたいなもので、実は心優しくてアンディを守るために全力で頑張っちゃうところ、ベタだけどめちゃくちゃ良い。

それ以外にも里親の義母が一見子供好きかと思いきや、夫が死んだ瞬間手の平を返したようにアンディに冷たくあたるところとか、すごくイヤーな感じでこれも良い。

そして今作のアンディは、1作目より大分アグレッシブに動き回る。動けば動くほどオモシロに寄っちゃうんだけど、今回それが程よいバランス。怖すぎずアホすぎずで、ホラーが苦手な人や子どもでもイケると思う。良い。

第3作『チャイルド・プレイ3』(1991)

Child's Play3

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面白い。ただここらへんから設定が「なんでもアリ」になってくる。

チャッキーがアンディをストーキングしていたのは、「最初に言葉を交わした人間の身体を乗っ取れる」というブードゥー教のルールがあったからだ。しかし今作ではその設定があっさりとスルーされ、チャッキーの標的はアンディからタイラーという男の子になる。

アンディが陸軍兵学校に入学したという設定は超アツいし、人形が再生される様子を描いたオープニングは不気味で迫力がある。

アンディの淡い恋、自己犠牲など胸アツ要素もてんこもりだったけど、今ひとつ消化しきれていないかなという印象。アンディとタイラーの関係がもう少しきめ細かく描かれていれば大傑作になる可能性もあったかもしれない。

ケチをつけてはみたものの、第1作、第2作を追いかけてきた人にとって見ごたえは十分。ここらへんに来ると「どうやって殺すのかな~」といった『ファイナル・デスティネーション』チックな要素もある。

第4作『チャイルド・プレイ チャッキーの花嫁』(1998)

Bride of Chucky

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笑いを取りに来た映画。好き嫌いが分かれるかもしれない。

このシリーズにB級ホラー・コメディというイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれないが、その所以は本作にあると思われる。

今までの(一応)真面目だったトーンをブン投げ、コメディに方向転換した本作。チャッキーは嫁ティファニーと共に、元気に人を殺しまくるのだ。

・「素人にしては悪くない殺し方だな」とティファニーを褒める
・家事分担を巡って夫婦喧嘩を始める
本作は終始こういった世界観だ。

チャッキーは今度こそ人間になるために一組のカップルと旅をしていて、ロードムービー的な側面もある。

第5作『チャイルド・プレイ チャッキーの種』(2004)

Seed of Chucky

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精子が子宮の中を疾走するという衝撃的なオープニング。

3作目と方向性は異なりつつも引き続きコメディ路線だが、意外としっかりしている印象。個人的にはこっちのほうが好き。

第6作『チャイルド・プレイ 誕生の秘密』(2013)

Curse of Chucky

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『チャッキーの花嫁』『チャッキーの種』から一転、原点回帰の正統派ホラー作品へ。めちゃくちゃ面白い。

リブートかと思いきや実は続編!っていうのが公開時の胸熱ポイントだったんだと思う。

第7作『チャイルド・プレイ~チャッキーの狂気病棟~』(2017)

シリーズに思い入れのある人にはいいかも。

今までは多少設定が荒唐無稽でメリハリがあったのだが、今作にはいわゆる「キメのシーン」がなかった印象。またこのシリーズにはガラスを割って殺すシーンがけっこうあるのだが、今回のガラス割りは映画というよりはちょっと洒落てるミュージック・ビデオのようだった。

でもチャッキーの「俺はある意味アンディの子供時代を殺したようなもんだ」というセリフや、
アンディが武器を仕込んだ人形をあらかじめ病院に送っておいて、いざというときに人形の腹をえぐって銃を取り出すシーンはカッコよかった。

あとカイルとティファニーが出てきたのでテンション上がった。

『チャイルド・プレイ』シリーズの魅力とは

やはり第1作目の面白さは格別だった。テイストは異なるけど6作目もかなりゾクゾクして最高。しっかりとホラーの様式美は踏襲しながらも、ときには笑い、ときにはロードムービーといったさまざまな要素を取り入れているのが人気の秘密(のうちのひとつ)ではないだろうか。

もしこれから『チャイルド・プレイ』シリーズに触れようとする方は、とりあえず第1作→第2作から入って、その後時間があれば3→6→4→5の順番で観てみるのが良いんじゃないだろうか。7は本当に好きな人だけでいい気がする。

このたび公開されたリブート版の映画『チャイルド・プレイ』とは別に、シリーズの生みの親であるドン・マンシーニ主導でTVシリーズの製作が進められているようで、こちらも楽しみ。文句を言いながらもしっかりとドハマリしてしまった証拠かもしれない。

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サイエリコ

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