俳優出身の映画監督おすすめ映画5選を紹介！その1：「グッドナイト＆グッドラック」(2005年)

もはやハリウッドの権力者であるジョージ・クルーニー

EDINBURGH, SCOTLAND - MARCH 14: George Clooney and Amal Clooney attend the People's Postcode Lottery Charity Gala at McEwan Hall on March 14, 2019 in Edinburgh, Scotland. (Photo by Neil Mockford/GC Images)

ロバート・レッドフォードやクリント・イーストウッドの後に、ケビン・コスナー、メル・ギブソンなど俳優出身の映画監督がアカデミー賞候補になる作品を製作してきたハリウッドで、それまでの世代から一世代後の若い世代の作品が2000年代に入り、作られるようになってきた。

まず紹介するのは、俳優出身の映画監督の代表格ジョージ・クルーニーの「グッドナイト＆グッドラック」である。

1950年代、マッカーシズムとも言われる、アメリカで猛烈に吹き荒れた共産主義者の排斥運動「赤狩り＝レッド・パージ」に対し、CBSのテレビマン達が立ち向かった史実に基づいた作品である。

手形を押すロバート・ダウニー・ジュニア

HOLLYWOOD, CALIFORNIA - APRIL 23: Robert Downey Jr. attends Marvel Studios'

「コンフェッション」(2002年)で初監督を務めたジョージ・クルーニーの2作目の監督作品で、彼は脚本も担当。全編白黒映像で展開される挑戦的な作品でもある。

出演はジョージ・クルーニー、「L.A.コンフィデンシャル」(1997年)のデヴィッド・ストラザーン、「アイアンマン」(2008年)のロバート・ダウニー・ジュニア、「スピード」(1994年)のジェフ・ダニエルズ。

製作費が700万ドルと超低予算で製作された本作は、全米で3,100万ドルを超えるヒットを記録し、興行的にも成功したと言えよう。

その他、アカデミー賞では作品賞を含む6部門でノミネート、ヴェネツィア国際映画祭で男優賞(デヴィッド・ストラザーン)、脚本賞を受賞した。

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