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【令和世代に送りたい】平成ってどんな時代?「平成」についての映画12本

「平成ってどんな時代?」令和世代の質問に答えられる映画とは?

TOKYO, JAPAN - APRIL 01: Yoshihide Suga, Japan's chief cabinet secretary, announces Japans new era name 'Reiwa' during a news conference at the prime minister's official residence on April 1, 2019 in Tokyo, Japan. Japan named its new imperial era Reiwa to mark the beginning of the new era before Crown Prince Naruhito, 59, ascends the Chrysanthemum Throne while 85-year-old emperor Akihito, prepares to step down at the end of the month. (Photo by Kiyoshi Ota - Pool/Getty Images)

ついに2019年5月1日からは令和がはじまる。1989年より30年続いた平成は終わりを告げ、様々なメディアが「平成の映画◯◯選」のような企画を打ち出している。

しかし、ちょっと待ってほしい。そもそも、平成ってどんな時代なのだろうか?

例えば、よく「寅さん」や東映のヤクザ映画、あるいは『ALWAYS 三丁目の夕日』(2005)などの昭和を舞台にした最近の映画を見て「昭和らしいなあ」と言う人がいる。

しかしそれは、昭和が終わってだいぶ経つ上、そもそも昭和が64年もの長きにわたって続いたからそう言えるのではないだろうか?

確かに平成も30年と長かったが、昭和の半分にも満たない。平成が終わる前後にいる我々は、いきなり「平成とはどんな時代だったか」と問われても、満足に答えられないかもしれない。

しかし、令和になってから生まれてきた子供達は、我々にきっとこう尋ねるだろう。

「平成ってどんな時代だった?」

そこで今回は、平成という時代を色濃く反映した映画を、90年代、00年代、10年代それぞれ4本ずつ、合計12本紹介。

これを見せれば、新たに生まれてくる令和世代に平成を説明できるに違いない!

90年代:世紀末はバブル崩壊からはじまった

1. バブルは続くよいつまでも!? 『就職戦線異状なし』(1991)

就職戦線異状なし

就職戦線異状なし

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1991年6月22日より公開
1991年/日本/103分

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平成が始まって2年目の1991年。80年代から続いたバブル景気はまだまだ続いていた。そんなバブル期の大学生たちの就職活動を描いたのが、『就職戦線異状なし』だ。

主演の織田裕二、共演の仙道敦子や和久井映見と、当時のトレンディドラマで見る顔ばかりが揃いも揃って就活に励むなんて、どこが面白いのか、と思うかも知れない。

だが、そこはいわゆる「売り手市場」。大学の後輩たちは、「就職杯内定獲得レース」と称して主人公たちの就活の行方を競馬にたとえて賭けているし、どんな大企業も学生相手に接待のようなセミナー(青田買い)をしている。

就活に成功した学生は、うまくいかない同期を高級なクラブに誘う。

今見るともはやSFのような映画だが、これも平成の一場面。槇原敬之の「どんなときも。」は、実はこの映画の主題歌だった。

しかし、残念ながらバブルは永遠には続かなかった。この映画が公開された1991年6月22日の時点では、バブルは既に弾けてしまっていたのだ。

2. 「昭和」を生き抜いた者たちが迎えた「平成」とは? 『平成狸合戦ぽんぽこ』(1994)

平成狸合戦ぽんぽこ

平成狸合戦ぽんぽこ

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1994年7月16日より公開
1994年/日本/119分

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タイトルに「平成」を冠している映画というとまず思い浮かぶのが、『平成狸合戦ぽんぽこ』だろう。スタジオジブリによって製作された本作は、高畑勲監督の代表作として知られている。

多摩ニュータウンの開発とそれに抵抗するために化学(ばけがく)を使って人間を驚かせようとする狸たちを描いたこの映画。実は多摩ニュータウンの開発は平成の出来事ではなく、昭和40年代の話なのだ。

にもかかわらず、タイトルに「平成」を冠しているのはなぜか。それは、映画の後半を見ればわかるだろう。

狸たちは史実の通りニュータウン開発を阻止できなかったが、彼らの一部は人間に化けたまま生きることを選ぶ。

平成に入り、人間のまま生きる狸たちが一連の出来事を語り合う終盤。それは、様々な開発が相次いだ昭和という時代に美しい故郷を失い、5年目を迎えた「平成」を生きる人々の姿にも重なるものなのかも知れない。

昭和を乗り越え、平成を生き始めた人々は、どこに向かったのだろうか。

3. バブルが弾けた犠牲者たちの大暴走!! 『GONIN』(1995)

GONIN

GONIN

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1995年9月23日より公開
1995年/日本/109分

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90年代半ば、バブル経済は完全に終わった。そんな頃、劇画家出身の石井隆によって放たれたバイオレンス映画が、『GONIN』だ。

借金まみれのディスコ経営者、金持ちのゲイに男娼を装って近付き金を巻き上げている若者、リストラされたサラリーマン、場末のキャバレーで用心棒をしている元刑事、バッティングセンターで日銭を稼ぐ元ボクサーという5人(GONIN)の男たち。

彼らは皆、バブルが弾けてしまったことで落ちぶれてしまった犠牲者といえるだろう。

そんな「GONIN」がヤクザの金を強奪しようとするから痛快だ。いつの時代も、非合法組織は金を持っているに決まっている。それは昭和も平成も変わることがない。

『GONIN』は紛れもなく平成の映画だ。しかし、度々登場する夜の新宿やテーマ曲のように流れるちあきなおみの「紅い花」から感じられるのは、どこか「昭和の延長」であるかのような平成の雰囲気。この頃の日本は、まだ昭和の匂いが強く残っていたのだ。

ちなみに20年後の2015年には続編となる『GONIN サーガ』も公開されているが、こちらもとんでもない映画になっており、必見だ。

4. コギャルたちの羨望と絶望、そして希望 『ラブ&ポップ』(1998)

ラブ&ポップ

ラブ&ポップ

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1998年1月9日より公開
1998年/日本/110分

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一九九七年七月一九日。高校2年生の裕美は親友の知佐と奈緒、千恵子の4人で渋谷へ水着を買いに行くが、デパートで見つけたトパーズの指輪に一目惚れ。しかし、その価格は128000円。

そこで裕美は、奈緒が渋谷の駅前で借りた携帯電話を使い、援助交際をするために伝言ダイアルを使うことに。そこで知り合った様々な男たちと会うのだが……。

当時、『新世紀エヴァンゲリオン』で波に乗っていた庵野秀明が、村上龍の小説を原作に実写映画初監督に臨んだのが、この『ラブ&ポップ』。

全編を小型のビデオカメラで撮影した斬新な映像やドキュメンタリーのようなリアルな演技が実験的で話題を呼んだ。

物語は、青春の危うさや苦しさ、そしてそれを超えた成長を描いており、その点だけ見ると普遍的な青春映画といえる。

しかしそれ以上に目をひくのは、ルーズソックスを履いてプリクラを撮りまくるコギャルたちが、当時普及し始めた携帯を使って援助交際をする姿。

まさに90年代後半の平成要素が凝縮された映画であり、平成という時代を後世に伝える貴重な資料にもなりうるだろう。

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Szatt

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