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本日お誕生日hitomi
新宿ピカデリーさん PHOTO BY すぴ豊
シャザムは、スーパーマンやバットマン、ワンダーウーマン、そしてアクアマン
同様、DCコミックに所属するヒーローです。(正確に言えば”DCに移籍した”
ヒーローです。後述)
コミックでは1940年にデビューしました。なおこのヒーローが
デビューしたのはWhiz Comics #2 号で、表紙に”1940年2月”となっています
が、この号自体は1939年暮れにもう発売されていたらしく、従って
シャザムのデビューは1939年とする説もあります。
1938年にスーパーマンがコミック誌に登場し大成功!
スーパーヒーロー・コミックのブームが起こります。シャザムもこうしたムーブメント
の中に生まれました。
”胸にシンボル・マークのある、マントをつけた超人”とスーパーマンを意識した
キャラではあるのですが、
2つの大きな特徴で差別化をはかりました。
1つは、スーパーマンが宇宙人でSF的なバックボーンなのに対し、
シャザムは6人の神々・英雄の力を持つ魔法系ヒーロー。
2つ目は、少年が魔法の呪文シャザム!と唱えることで一瞬にして大人のヒーロー
になる、ということです。
ヒーロー=大人だった時代に、子どもがその正体というのは斬新でした。
ハヤタ隊員がウルトラマンに変身したとき、ウルトラマンにハヤタの人格は
(多分)残っていませんが、シャザムの中身は変身前のビリー少年の人格
のままなのです。
シャザムは人気を博しましたが、ここで問題が起こりました。
まずWhiz ComicsがDC系のコミック出版社ではなく、あまりにスーパーマンに似ていると
いうことでDC側から訴訟を起こされ、50年代ぐらいに一度姿を消すのです。
後にDCが権利を得て、DCコミックのヒーローとして再デビューします。
ところがここで新たな問題が。
もともとシャザムは”テクマクマヤコン”や”アブラカタブラ”みたいな呪文
のことで、この呪文によって”キャプテン・マーベル”というヒーローに変身。
しかしDCで再デビューする前に、マーベルが”キャプテン・マーベル”という
名のコミックをリリース(いま公開中の映画『キャプテン・マーベル』の元ネタ)
していたため、
DCは雑誌のタイトルとして”キャプテン・マーベル”は使えなくなり、
「シャザムのタイトルで、キャプテン・マーベルというヒーローが活躍する」
みたいな状況が続いたのです。
しかし、のちにヒーロー名自体もシャザムになりました。
個人的に、スーパーマンみたいなヒーローは他にもいるので、なぜ
シャザム(当時はキャプテン・マーベル)がDCに目をつくられたのかな、と
思っていたのですが
①それだけシャザムが人気だった
②今でこそ定番だが”胸にシンボル・マークのある、マントをつけた超人”
というのは、当時スーパーマンがきりひらいたデザインだった
そして昨年DC本社にお邪魔したときに、
スーパーマンとシャザムの初登場号(つまりWhiz Comics #2 号)
の現物をみたのですが、
後発のシャザムはギャングの車を投げ飛ばしており、確かにこれは
スーパーマンを意識したと言われても仕方がなかったのかも、ですね(笑)
DC本社にて PHOTO BY すぴ豊
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2021/1/25 更新
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