ワルいヤツほどカッコイイ！悪人が主役のおすすめ映画6選

1. ゴッドファーザー

LOS ANGELES, CALIFORNIA - FEBRUARY 19: Al Pacino attends the World Premiere Of Amazon Original "Hunters" at DGA Theater on February 19, 2020 in Los Angeles, California. (Photo by Kevin Mazur/Getty Images for Amazon Studios)

マフィア映画の金字塔といえばこれ、『ゴッドファーザー』シリーズです。アメリカで大成功をおさめ、今日まで至るマフィアのステレオタイプを築きました。アカデミー賞で作品賞・主演男優賞・脚色賞の合計3部門を受賞しましたが、主演のマーロン・ブランドは辞退しています。

題材が題材なので、ファミリーの熾烈な抗争はもちろんですが、根本のテーマとして描かれているのは家族愛。それというのも、本作のモチーフとなったのは、なんとロシアの文豪ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」なのです。世界的な文豪の傑作がもととなったのなら、この映画が単なるバイオレンスものに留まらず、重厚な雰囲気を湛えているのも当然でしょう。

『ゴッドファーザー』シリーズは3部作となっています。「Part I」は一代でのし上がったコルレオーネファミリーのドンであるヴィトーがメイン。「Part Ⅱ」は、ヴィトーの青年期と彼の後を継いだ三男・マイケルの対比、そして完結編である「Part Ⅲ」ではマイケルの晩年が描かれます。