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映画『イン・ザ・ハイツ』逆境にも負けない人々の姿を描いた傑作ミュージカル、堂々の映画化!

舞台では出せない「本物感」は映画ならでは

©2021 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved

舞台では再限度に限界がある「街の景色と空気」を存分に観客に見せることが出来るのが、この種の作品の映画化の最大のメリットだろう。実際のワシントン・ハイツでのロケ撮影にこだわったことで、作品の雰囲気だけでなくテーマなど根っこの部分までしっかり表現することに成功しているのだ。
監督を移民一世のジョン・M・チュウが務めていることも、この映画の成功の大きな理由の一つだろう。出演者のほとんどがアジア人ながらアメリカで大ヒットした『クレイジー・リッチ!』(2018)を手がけた俊英。ロケ撮影の効果を最大限に活かしたミュージカル場面は、独特の映像美も相まって印象深いものに仕上がっている。
もちろん、見事なキャスティングも本作の魅力の一つだ。主要キャストはいずれもブロードウェイなどでキャリアを積んだ実力派なのだ。
主演のラモスは『ハミルトン』にも出演しており、本作との相性もバッチリ。俳優として『アリー/スター誕生』(2018)などの映画やテレビに数多く出演する一方、歌手としても活躍している。
ヴァネッサ役のバレラはまさにブレイク中のメキシコ系の俳優で、公開待機中の映画が目白押し。テレビドラマや舞台にも数多く出演している。
ニーナに扮したグレイスは歌手として目覚ましい活躍を続けていて、近年は俳優としても着実にキャリアを積んでいる。
ベニー役のホーキンズは、ヒップホップグループ「N.W.A.」の伝記映画『ストレイト・アウタ・コンプトン』(2015)でヒップホップ界のレジェンドであるドクター・ドレーを好演して高く評価されるなど俳優としての実力は折り紙付き。スパイク・リー監督の『ブラック・クランズマン』(2018)、Netflix 配信専用映画『6アンダーグラウンド』(2019)などの映画、ブロードウェイでのシェークスピアなどの古典劇、主演を務めた『24: Legacy』などのテレビドラマ…と、幅広い活躍を続けている。

現代アメリカの現実というヘビーな一面もきちんと描きつつ、観終わった時には「夢を持ち続けること」の素晴しさに気づかされる。「こんな世の中」にこそ必要な「元気の素」映画だ。

【ページをめくる手が止まらない】おすすめ小説33選(2021年版)

Commentコメント

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杉山すぴ豊

2021/07/22 10:34

すぴ豊です。
『イン・ザ・ハイツ』のレスリー・グレイスが『バットガール』の主役になりました。
その記事内で、『イン・ザ・ハイツ』のこと少し触れたので
記事内に、上妻さんのこの記事へのリンクはらせていただきました!
今度のバットガールはラテン系です。

1いいね

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上妻 祥浩

2021/07/26 06:40

コメントありがとうございます!
また、リンクをはっていただき、心から感謝しております!
バットガール、楽しみですね!
今後とも何卒よろしくお願い致します!

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上妻 祥浩

熊本県出身・在住。地元の新聞・雑誌・テレビ・ラジオ等で新作映画の解説の仕事を行な...

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甲斐琴乃

2021/12/05 06:39

懐かしい

3

「超少女REIKO」

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