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大出世「オーシャンズ11」たちのその後

オールスター映画「オーシャンズ11」

スティーブン・ソダーバーグ監督の「オーシャンズ11」(2001)はジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、マット・デイモン、ジュリア・ロバーツといった名のあるスターが揃って出演し大変な話題になりました。
その後、同作は二本の続編とリブート企画である「オーシャンズ8」(2018)も制作されました。
オーシャンとその仲間たちはどうなったのか?
スターたちのさらなる躍進の軌跡をたどります。

ジョージ・クルーニー

PASADENA, CA - FEBRUARY 11: George Clooney of 'Catch 22' speaks onstage during the Hulu Panel during the Winter TCA 2019 on February 11, 2019 in Pasadena, California. (Photo by Rachel Murray/Getty Images for Hulu)

犯罪スペシャリスト集団のリーダーを演じたジョージは公開当時40歳。
彼はテレビシリーズ「ER緊急救命室」(1994-2009)でブレイクしましたが、ブレイク当時すでに33歳とかなり遅咲きでした。
同番組を降板後のジョージは映画をメインフィールドに活躍するようになりコーエン兄弟の「オーブラザー」(2000)ではゴールデングローブ賞主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)を受賞。
映画界でも地盤を固め始めます。
彼が「オーシャンズ11」に出演したのはそんな映画界では「まだこれから」の時期でした。
ジョージは以降、さらなる躍進を遂げます。
「シリアナ」(2005)でアカデミー助演男優賞を受賞。
「グッドナイト&グッドラック」(2005)でヴェネチア国際映画祭の脚本賞受賞、アカデミー賞の監督賞・脚本賞にノミネート。
「フィクサー」(2007)、「マイレージ、マイライフ」(2009)、「ファミリー・ツリー」(2011)でも主演男優賞にノミネート。
今やスターとしても、作り手として映画界で盤石の地位を固める存在になっています。

ブラッド・ピット

BEVERLY HILLS, CA - NOVEMBER 04: Brad Pitt speaks onstage during the 22nd Annual Hollywood Film Awards at The Beverly Hilton Hotel on November 4, 2018 in Beverly Hills, California. (Photo by Kevin Winter/Getty Images for HFA)

犯罪スペシャリスト集団でリーダーの右腕的ポジションの役割を演じたブラッドは当時30代後半。
すでに美男スターとして地位を確立していましたが、円熟の40代を迎えた彼はさらなるキャリア躍進を遂げます。
「ジェシー・ジェームズの暗殺」(2007)でヴェネチア国際映画祭の男優賞を受賞。
「ベンジャミン・バトン数奇な人生」(2008)、「マネーボール」(2011)でアカデミー主演男優賞候補に。
「オーシャンズ11」以前にも「セブン」(1995)など興行的、批評的に成功した映画には出ていましたが、自身がアカデミー賞候補になったのは「12モンキーズ」(1995)の一度のみ。
彼も躍進を遂げたと言えるでしょう。
また、2002年にブラッドが立ち上げた制作会社、プランBエンターテイメントはアカデミー作品賞に輝いた「ディパーテッド」(2006)と「それでも夜は明ける」(2013)を制作しています。

マット・デイモン

LOS ANGELES, CA - NOVEMBER 29: Matt Damon attends the premiere of Disney's 'Mary Poppins Returns' at El Capitan Theatre on November 29, 2018 in Los Angeles, California. (Photo by Axelle/Bauer-Griffin/FilmMagic)

新入りの若手スリを演じたマットは当時30代の前半。
ベン・アフレックと共同で脚本を執筆した「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」(1997)で名前を知られるようになり、戦争映画の金字塔「プライベート・ライアン」(1998)ではタイトルロールを演じました。
彼が「オーシャンズ11」だったのはそんなキャリア伸び盛りの時期でした。
その後、今や代表作となったジェイソン・ボーンシリーズ(2002-)が大ヒット。
「インビクタス/負けざる者たち」(2009)、「オデッセイ」(2015)でそれぞれ助演、主演でアカデミー賞候補になり今や興行・批評の両面でスターとしての地位を確立しています。

ドン・チードル

LOS ANGELES, CALIFORNIA - JANUARY 14: Don Cheadle arrives at the premiere of Showtime's 'Black Monday' at The Theatre at Ace Hotel on January 14, 2019 in Los Angeles, California. (Photo by Kevin Winter/Getty Images)

爆破のスペシャリストを演じたドンは当時30代の後半。
「オーシャンズ11」以前は「トラフィック」(2000)を除いてフィルモグラフィにこれといったものがありませんでした。
群像劇要素の強い「トラフィック」でもそれほど目立つ役ではなかった彼ですが「オーシャンズ11」以後に出た「ホテル・ルワンダ」(2004)でアカデミー主演男優賞候補に。
さらにテレンス・ハワードの降板を受けて、「アイアンマン2」(2010)以降では同シリーズ含む多くのMCU作品に出演。
大躍進を遂げました。

ケイシー・アフレック

BERLIN, GERMANY - FEBRUARY 08: Casey Affleck attends the 'Light Of My Life' premiere during the 69th Berlinale International Film Festival Berlin at Zoo Palast on February 08, 2019 in Berlin, Germany. (Photo by Brian Dowling/WireImage)

ケイシーは当時20代の半ばで、「ベン・アフレックの弟」という程度の世間的認知でした。
まだ若手だった彼のキャリアは一気に上昇気流に乗ります。
「ジェシー・ジェームズの暗殺」(2007)で主演のブラッド・ピットを喰う存在感をみせアカデミー助演男優賞候補に。
「マンチェスター・バイ・ザ・シー」(2016)では作品自体の高評価にも後押しされ、アカデミー賞、英国アカデミー賞、ゴールデングローブ賞、放送映画批評家協会賞などほとんどの主要な賞で主演男優賞を総なめにしました。

一本の映画をきっかけにキャリアアップするのはよくある話ですが、企画そのものが派手だった「オーシャンズ11」はその大いなるきっかけになったようです。
スターというのは徐々になるというよりも、一つのきっかけで誕生するものなのでしょうね。

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ニコ・トスカーニ

フリーエンジニア兼ウェブライター。日曜作家・脚本家・映画製作者。 共同脚本・制作...

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