
Happy Birthday!
本日お誕生日アンドレア・ディ・ステファノ
©2018 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
光と影、正義と悪、陽と陰、二つ揃っていてこそバランスが取れており、何事にも必ず表と裏が存在する。
それは人間の心に関しても言えること。
どんなに素晴らしくて聖人のような人にだって、他人には見せられない嫌な部分は必ず存在する。
どんなに汚らわしくて悪魔のような人にだって、他人には見せていない良い部分は必ず存在する。
その片方しか触れようとしないから、時に相手を見誤る。
その片方しか明かそうとしないから、時に相手に誤解される。
ただ、本作は意図して登場人物達の良い面も悪い面も断片的に見せつけてくるため、誰が嘘をつき、誰が本当のことを言っているのか中々見極めることができない。
ステファニーを疑った矢先、エミリーが疑わしく思えてくる。
そうしてエミリーを疑った矢先、ショーンが疑わしく思えてくる。
そうしてショーンを疑った矢先、ステファニーが疑わしく思えてくる。
絶えずその繰り返しかシャッフルが続くのみ。
疑い出したらキリがない!
©2018 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
相手のことを断片的にしか知らないから、誤解したり不和が生じる。
真に相手を知るということは、相手の良い面にも悪い面にも直に触れることを指すのだと思う。
悪い面に触れてもなお、良い面がそれを上回るのか。
良い面に触れてもなお、悪い面がそれを上回るのか。
その上ではじめて好き嫌いのジャッジを下せるし、自分という人間が何を許せて何を許せないのかが見えてくる。
本作はある意味、3人が互いのことを理解していくための物語であるのかもしれない。
ただ、そのプロセスがエキセントリック。
反面教師にするにはぶっ飛んだ展開のオンパレードですが、他者と関わりを持つ以上、あなたやぼくの心にも付き纏う問題をとてもスリリングに描いていた。
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2019/12/9 更新
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