十代の若さで文学賞を受賞し、華々しく作家デビューした鳴瀬航(徳原晋一)。しかしその後は何も書くことが出来ず、自殺未遂を繰り返す。このままではいけない─鳴瀬は作家としての再生を目指し旅に出る。そこは成瀬の大学時代の親友が住む伊勢の小島。海女漁が今も盛んな美しい島で、毎年行われる祭、「竜神祭」が今年ちょうど400年目を迎えると言う。しかし島民達は何かに怯えていた...
十代の若さで文学賞を受賞し、華々しく作家デビューした鳴瀬航(徳原晋一)。しかしその後は何も書くことが出来ず、自殺未遂を繰り返す。このままではいけない─鳴瀬は作家としての再生を目指し旅に出る。そこは成瀬の大学時代の親友が住む伊勢の小島。海女漁が今も盛んな美しい島で、毎年行われる祭、「竜神祭」が今年ちょうど400年目を迎えると言う。しかし島民達は何かに怯えていた。それは何と人魚の祟りだった。400年前疫病に襲われ、命を守る為に島民達は人魚を捕らえその肉を食べた。その祟りは島民を苦しめ続け、100年に一度、多くの死者を出す大災害が起こると信じられていた。そんな島の中で、自分を人魚だと言い張る少女「凪(ナギ)」(夏生さち)。島民達はそんな凪を魔物だと忌み嫌い、血祭りにあげようとするのだった。しかし凪は自分だけを信じ、自分だけの世界に生きている。一人だけど孤独ではない─そんな凪に成瀬はいつしか心を惹かれていった。そしてとうとう自分の書き綴った不思議な迷宮へと身を沈めて行くのだった……。
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2021/6/21 更新
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