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Life ライフ(2006)

あらすじ

東京から電車で2時間の地方都市。勇(綾野剛)は、若い芸術家や工芸家の活動をサポートする「工場」と呼ばれる施設で、キャンドルアーティストとしての道を歩んでいた。ある晩、勇の家の留守番電話に聞き覚えのない若い女の声でメッセージが残っていた。「いつものトンネルの入り口で、15時に」一方的に指定されたその日は、勇の高校の同窓会の日だった。幹事は勇の親友の武(忍成修吾...

東京から電車で2時間の地方都市。勇(綾野剛)は、若い芸術家や工芸家の活動をサポートする「工場」と呼ばれる施設で、キャンドルアーティストとしての道を歩んでいた。ある晩、勇の家の留守番電話に聞き覚えのない若い女の声でメッセージが残っていた。「いつものトンネルの入り口で、15時に」一方的に指定されたその日は、勇の高校の同窓会の日だった。幹事は勇の親友の武(忍成修吾)。そして、勇のかつての恋人の操(今宿麻美)も来るはずだ。同窓会当日、「工場」を早退し待ち合わせのトンネルへと向った勇は、留守番電話にメッセージを残した少女・茜(岡本奈月)と出逢う。「適当にかけたんだ、番号。ねえ、これから遊びに行こ」。戸惑いながらも誘われるまま、一緒に歩く勇。どうやら彼は、かつて茜の恋人だったタマキという男の代理をさせられているらしい。戸惑いつつも、茜に合わせてタマキを演じる勇。彼には、茜の喪失感がなんとなく理解できたのだ。別れ際、茜は勇にタマキのものだというサーフグローブを渡した。勇もかわりに、かつて操から誕生日にプレゼントされたジッポライターを渡してしまう。今日は茜の誕生日だった。一方、同窓会の会場では、武と操が勇を待っていた。久しぶりの友との再会。近況報告と思い出話に花を咲かせたあと、勇は操の隣の席に座る。「元気そう」「うん。勇も」。ふたりの間には、ぎこちない空気が流れていた。操はタバコを取り出し勇に言う、「火を貸して」。勇はジッポで火をつけてやることが出来ない……。病気であるにもかかわらず無理に酒を飲み酔いつぶれてしまった武。操に「結婚する」と告げられても「おめでとう」としか言えない勇。長い一日が終わり、夜が明ける。勇は茜のかつての恋人・タマキが海で死んでいたことを知る。タマキが消えた海で泣く茜の側に勇の姿があった。成長した同窓生たち、武の病気、操とのこと、そして、変わらない何かを求めていた自分。溢れる感情を抑えきれなくなった勇は駅のホームでむせび泣く……。

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