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1リットルの涙

あらすじ

亜也(大西麻恵)を襲った病気は「反射的に体のバランスをとり、素早いなめらかな運動に必要な小脳・脳幹・脊髄の神経細胞が変化、ついには消えてしまう」脊髄小脳変性症という難病。亜也は中学3年生のときに発病するが、難関の県立東高校に入学する。症状の進行と共にやがて動作が鈍くなり、学校内の移動ですら友人らの手助けがなくては困難な状況になり、学校から転校を迫られる。亜也...

亜也(大西麻恵)を襲った病気は「反射的に体のバランスをとり、素早いなめらかな運動に必要な小脳・脳幹・脊髄の神経細胞が変化、ついには消えてしまう」脊髄小脳変性症という難病。亜也は中学3年生のときに発病するが、難関の県立東高校に入学する。症状の進行と共にやがて動作が鈍くなり、学校内の移動ですら友人らの手助けがなくては困難な状況になり、学校から転校を迫られる。亜也は友人らの負担の限界を知り、養護学校への転校を決断する。亜也はそのとき、日記にこう記した「私は東高を去ります。身障者という重い荷物をひとりで背負って生きてゆきます。なあんてかっこいいことが言えるようになるには1リットルの涙が必要だった」。こうして亜也は養護学校での寮生活に入った。養護学校に入っても、亜也は社会へ出て役に立つ仕事がしたいと大学進学への勉強に励むのだが、やがてそれも叶わないこととなる。養護学校で演劇の発表会が催されることとなり、亜也も裏方として参加する。発表会は大成功だった。亜也たちの感動もひとしおだった。養護学校を卒業し、亜也は自宅療養と入院を繰り返すようになる。それでも亜也は社会へ出て働く希望を捨てない。病院での生活はリハビリの毎日。悪くなっても決して良くはならない病気の進行を少しでも食い止めるために、リハビリは不可欠だった。ひたむきにリハビリを続ける亜也に、いつしか病院の患者たちも声援を送るようになっていった。そんなある日、亜也は意を決して山本医師(鳥居かほり)に聞いた。「先生…私…結婚できる?」山本医師は言葉に詰まるが言う「出来ないと思う」。すると亜也はこう返した「先生ありがとう…、本当のことを言ってくれて」。亜也の症状はさらに悪化していく。自宅の介護ベッドの上で生活することとなり、文字も書くのも困難になっていった。ある日、亜也は今まで書き溜めた日記を母・潮香(かとうかずこ)に託す。潮香はその日記を夜を徹して読んだ。亜也の苦労を想い、あふれる涙を止めることができなかった。病床の亜也を静かに見守る潮香。亜也は渾身の力を注いで母に言う。「まだ生きたい」。亜也は20歳になっていた。それから亜也は5年余を生き抜き、25年と10ヶ月の人生に幕を閉じた。

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2021/4/19 更新

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